今季の大会獲得ポイント上位8名が出場でき、11月15日から開幕する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)に
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、
R・フェデラー(スイス)、
S・ワウリンカ(スイス)の4選手が出場することが確定した。
ジョコビッチは今季行われたグランドスラム4大会のうち、全豪オープン、ウィンブルドン、そして全米オープンの3大会でタイトルを獲得。今季だけで既に7勝をあげており、圧倒的な強さで世界ランク1位を独走している。
昨年は決勝でフェデラーと対戦する予定だったが、フェデラーが腰の怪我を理由に試合開始前に棄権を申し入れたため、ジョコビッチは労せず大会3連覇を決めた。
マレーは今回が7度目の出場となる。過去の同大会では2008・2010・2012年にベスト4入りを果たしているが、昨年は予選ラウンドロビンでフェデラー、
錦織圭(日本)に敗れて準決勝進出を逃した。
フェデラーは同大会2003年に初優勝し、2004・2006・2007・2010・2011年と6度の優勝を飾っている。昨年は決勝進出を果たすも、腰の怪我で棄権を余儀なくされた。
ワウリンカは今回が3年連続の出場。2013年に初出場で4強入りを決め、昨年は準決勝でフェデラーに敗れて決勝進出とはならなかった。
ジョコビッチ、マレー、フェデラー、ワウリンカの4選手が出場確定したため、残りは4枠となった。
14日に発表された「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)では、5位に
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、6位に錦織、7位に
R・ナダル(スペイン)、8位に
D・フェレール(スペイン)となっており、現在出場が射程圏内となっている錦織は、2年連続の出場をかけて後半戦に臨む。
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