男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は19日、シングルス2回戦が行われ、2週連続優勝を狙う第3シードの
A・マレー(英国)が元世界ランク7位で33歳の
M・フィッシュ(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-1)のストレートで下し、3回戦進出を決めた。
この試合、マレーは先にフィッシュにブレークされるも、その後2度ブレークに成功して第1セットを先取する。
続く第2セットでは、フィッシュに第11ゲームでブレークされたマレーだったが、直後の第12ゲームでブレークバックに成功。タイブレークでは、最後まで集中力を切らさなかったマレーが1時間44分で勝利をおさめた。
3回戦では第16シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
マレーは、先週行われたロジャーズ・カップ準決勝で
錦織圭(日本)に圧勝。決勝では
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り今季4勝目を飾ると同時に、キャリア通算35度目のタイトルを獲得。大会後に発表された世界ランキングでは、
R・フェデラー(スイス)を抜いて2013年8月以来で約2年ぶりとなる自己最高位タイの2位に返り咲いた。
過去同大会では2008年と2011年に2度優勝を飾っており、昨年は準々決勝でフェデラーに敗れて4強入りを逃した。
一方、敗れた33歳のフィッシュは、今年の全米オープンで引退を表明。2012年に激しい不整脈に襲われて以来、心臓疾患に悩まされていた。
今大会には主催者推薦枠で出場し、1回戦で
V・トロイキ(セルビア)をストレートで下してマレーとの2回戦に駒を進めたが、世界ランク2位のマレーに敗れて3回戦進出とはならなかった。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
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