男子テニスツアーの下部大会であるナショナル・バンク・グランビー・チャレンジャー(カナダ/グランビー、ハード)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
西岡良仁(日本)が予選勝ち上がりのF・アガー=アリアシム(カナダ)に4-6, 6-2, 6-2の逆転で勝利。今季のチャレンジャー大会で3度目となるベスト4進出を決めた。
この試合、西岡は第1セットで2度のブレークに成功するも、アガー=アリアシムにそれを上回る3度のブレークを許してこのセットを落としてしまう。
しかし、第2セットからペースを掴み始めた西岡は、ファーストサービスが入った時に70パーセント以上の確率でポイントを獲得し、その後アガー=アリアシムに1度もブレークを許さなかった。そのまま攻めきった西岡は2時間3分で勝利した。
準決勝では、P・ベスター(カナダ)と対戦する。
現在19歳の西岡は、昨年の9月に行われたアジア競技大会で、日本男子シングルスでは1974年の坂井利郎以来となる40年ぶりの金メダルを獲得している。
今季のツアー大会では、2月に行われたデルレイ・ビーチ・オープンで予選から勝ち上がり、8強入りを果たしたのが最高成績。6月末に発表された世界ランキングでは自己最高位となる140位を記録した。
今年の全豪オープン、ウィンブルドンでは予選2回戦で敗れて予選突破を逃すも、全仏オープンでは予選3試合を勝ち抜き四大大会2度目の本戦出場を果たした。本戦1回戦では当時世界ランク4位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦するもストレートで敗れ、課題の残る試合となった。
また、同大会の2回戦で第3シードの
添田豪(日本)を下した
内山靖崇(日本)は、準々決勝で第7シードのM・ドナッティ(イタリア)にストレートで敗れて姿を消している。
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