女子テニスで元女子世界ランク1位の
A・モレスモ(フランス)が国際テニス殿堂入りを果たし、18日に行われた就任式で任命された。2006年の全豪オープンとウィンブルドンを制し、39週に渡り世界の頂点に君臨したモレスモは、現在男子テニスで世界ランク3位の
A・マレー(英国)のコーチとしてテニス界に携わっている。
就任式にモレスモ本人は出席することが出来なかった。8月上旬に第1子の出産を控えているためだ。
36歳のモレスモに加えて、パラリンピックで6個のメダルを獲得したD・ホール、N・ジェフェットもテニス界に大きく貢献したことに対して国際テニス殿堂入りを果たていた。
1987年に国際テニス殿堂入りした
S・スミス(アメリカ)は「アメリ(モレスモ)は、来年はこの就任式に来てくれるはずですが、今年こうして彼女の殿堂入りを祝福したいと思います。」と会場に訪れた人々へ伝えていた。
モレスモは現役時代にシングルスで25度の優勝を飾り、2004年のアテネ・オリンピックでは銀メダルを獲得する活躍を見せた。
雲に覆われたこの日、ニューポートの芝のコートで開かれた75分に及ぶ就任式で、モレスモは正式に殿堂入りし、B・J・キングへの金の殿堂リングの授与も行われた。
「こうして素晴らしい瞬間を皆様と分かち合えるのは、本当に最高のことです。」と1987年に国際テニス殿堂入りをしたキングは喜びを語った。
87歳のジェフェットもテニス界に50年間貢献したことを称えられた。
キングは「ナンシー・ジェフェットは特に女子テニス界で多大な力になっているのです。」と功績の大きさを語っていた。ジェフェットは2002年に国際テニス殿堂入りを果たした
P・シュライバー(アメリカ)から表彰された。
ジェフェットは「これがテニスへの真の愛情であり、それがこうして私をここへ導いてくれたのです。」と短いコメントを述べていた。
ホールは16歳の時に交通事故に遭い、両足を切断せざるを得なくなってしまった。そして車椅子テニスに出逢い選手として多くの成績を残した。彼は車椅子テニス選手として4人目の殿堂入りを果たした選手となった。
この就任式は、男子テニスツアーのホール・オブ・フェーム選手権のシングルス準決勝の前に行われ、2013年のウィンブルドン女子シングルス・チャンピオンである
M・バルトリ(フランス)も出席していた。
(STATS - AP)
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