テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 セルビア対アルゼンチンは17日、シングルス2試合が行われ、世界ランク20位の
V・トロイキ(セルビア)、同87位の
F・クライノビッチ(セルビア)が敗れたことにより、セルビアはアルゼンチンに2勝を許し、後がなくなってしまった。
セルビアは3月に行われたワールドグループ1回戦には世界王者
N・ジョコビッチ(セルビア)が出場しており、クロアチアを5勝0敗と圧倒してベスト8進出を決めていたが、今回エースのジョコビッチは不在の中での準々決勝となった。
シングルス第1試合に登場したクライノビッチは、世界ランク22位の
L・マイェール(アルゼンチン)に4-6, 2-6, 1-6のストレートで敗れ、先にアルゼンチンに1勝を許した。
シングルス第2試合に登場したトロイキは
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦し、6-2, 6-2, 4-6, 4-6, 2-6と2セットアップから大逆転され、アルゼンチンに2勝を許してしまった。
この試合、トロイキは第1・2セットで安定したサービスゲームを展開し、2セットを連取する。しかし、第3セットからトロイキのサービスゲームが崩れ始め、流れを引き戻せず2セットアップから3セット連取されて逆転負けを喫し、セルビアは2敗で崖っぷちとなった。
セルビアは2010年に優勝を飾っており、今回は5年ぶり2度目の優勝を狙うも、初日を2敗で終えて苦しい状況となった。
一方、2勝して王手をかけたアルゼンチンは、ワールドグループ1回戦でブラジルを下しての勝ち上がりとなっている。
ブラジル戦にアルゼンチン代表として登場したマイェールは、
J・ソウザ(ブラジル)と対戦し、11本目のマッチポイントをものにして7-6 (7-4), 7-6 (7-5), 5-7, 5-7, 15-13と6時間42分にも及ぶ大激闘を制していた。また、この時の試合は、デビスカップのシングルスで史上最長試合となった。
セルビア対アルゼンチン戦の組み合わせは以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:F・クライノビッチ ×-○ L・マイェール
・シングルス第2試合:V・トロイキ ×-○ F・デルボニス
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
D・ラヨビッチ(セルビア)/
N・ジモニッチ(セルビア) vs
C・ベルロク(アルゼンチン)/
D・シュワルツマン(アルゼンチン)【大会3日目】
・シングルス第1試合:V・トロイキ vs L・マイェール
・シングルス第2試合:F・クライノビッチ vs F・デルボニス
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