テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は12日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が2連覇を達成させると同時に大会3度目の優勝を飾った。第2シードの
R・フェデラー(スイス)に7-6 (7-1), 6-7 (10-12), 6-4, 6-3で勝利。3度目の優勝トロフィーを手にしたジョコビッチは、芝の王者である33歳のフェデラーを称賛した。
準優勝のフェデラーは3年ぶりのタイトル獲得とはならなかったが、これまで2003-2007・2009・2012年に優勝し、
P・サンプラス(アメリカ)、W・レンショー(英国)に並ぶ歴代最多タイとなる7度の栄冠を手にしている。もしジョコビッチに勝利した場合、歴代最多ウィンブルドン8度目の優勝、さらにオープン化以降で最年長のタイトル獲得だった。
今大会好調のフェデラーは、準決勝で第3シードの
A・マレー(英国)とのBIG4対決に完勝し、ジョコビッチとの2年連続となる決勝へ駒を進めていた。
決勝でフェデラーに14本のサービスエースと58本ものウィナーを決められたジョコビッチは「ここでロジャー(フェデラー)と戦えたことを光栄に思う。彼はチャンピオンに相応しい選手。テニスという競技のために貢献をしてきた。ロジャーを見上げて、ここまでやってきたのも事実。」と称賛。
第2セットのタイブレークではリードするも、逆転を許したことについては「ロジャーがいいプレーをしていたから、簡単な試合ではなかった。限界を超えなければ彼には勝てない。」と未だハイレベルな戦いをみせるフェデラーに脱帽していた。
両者は今回が40度目の対戦で、20勝20敗となった。昨年の決勝はジョコビッチがフルセットの末に勝利していた。今回のウィンブルドン連覇は2003-2007年に5連覇したフェデラー以来のこと。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
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