テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は11日、女子シングルス決勝が行われ、第20シードで21歳の
G・ムグルサ(スペイン)は第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、スペイン勢で1994年C・マルチネス(スペイン)以来21年ぶりとなる全英優勝の快挙達成とはならなかった。
この試合、第1セットでリードするも女王セリーナに反撃を許し、ムグルサは試合の主導権を与えてしまった。第2セットは勢いを止めることが出来ず、セリーナのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップのゲームを迎える。ここで思い切りの良いストロークを武器にマッチポイントをしのぐも、最後はムグルサのフォアハンドがアウトし、1時間23分で敗れた。
準優勝のムグルサは涙を流すも、観客から大きな拍手を受けながら「皆さんの前でテニスが出来て幸せ。グランドスラム決勝の舞台で戦えて夢が実現した。」とコメント。
優勝のセリーナには「本当におめでとう。ナンバー1であることがよく分かった。」と話した。
自身初となるグランドスラム決勝進出を果たしたムグルサ。3回戦は第10シードの
A・ケルバー(ドイツ)、4回戦は第5シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)、準々決勝は第15シードの
T・バシンスキー(スイス)、準決勝は第13シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)らに次々と勝利する快進撃で、スペイン勢では1996年の
A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)以来19年ぶりの決勝進出だった。
一方、33歳のセリーナは3年ぶり6度目の優勝を飾った。今回のタイトル獲得は1968年のオープン化以降、四大大会で女子史上最年長の優勝となった。さらに自身2度目となるグランドスラム4大会連続優勝の「セリーナ・スラム」を達成させた。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
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