テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、女子ダブルス2回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)/
F・スキアボーネ(イタリア)組が第1シードの
M・ヒンギス(スイス)/
S・ミルザ(インド)組に0-6, 1-6のストレートで敗れて3回戦進出とはならなかった。
【会場でしか買えない 全英タオル】この試合、クルム伊達/ スキアボーネ組は、世界トップの力を前に為す術がなかった。スキアボーネのコースをつくストロークやクルム伊達のボレーなど良いプレーが決まる場面もあったが、ヒンギス/ ミルザ組には及ばず、わずか45分で敗れて2回戦で姿を消した。
クルム伊達は今年の全仏オープンもスキアボーネと組んで1回戦を突破。昨年のウィンブルドンでは
B・ストリツォワ(チェコ共和国)と組んで2回戦進出を果たしており、最高成績は
S・チャン(中国)とペアを組んだ2011年の3回戦進出となっている。
四大大会のダブルスでは、2014年の全米オープンにB・ストリツォワとペアでベスト4入りを果たしたのが最高成績。
クルム伊達のペアであるスキアボーネは、2010年の全仏オープンで自身初、そしてイタリア人女性として初のグランドスラム優勝を飾った。
一方、勝利したヒンギス/ S・ミルザ組は、3回戦で第16シードの
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)/
A・パーラ=サントンハ(スペイン)組と
M・イラコビッチ(ニュージーランド)/
H・ワトソン(英国)の勝者と対戦する。
現在ヒンギス/ S・ミルザ組は女子ダブルスの世界ランキングでトップの座におり、今季は3大会連続で優勝を果たしている。
ヒンギスは、女子シングルスの元世界ランク1位に君臨していた実力者。1997年全豪オープンの女子シングルスでグランドスラム初タイトルを獲得した。当時ヒンギスは16歳と3ヶ月。女子シングルスでの最年少記録だった。
その後、3月に初めて世界ランク1位となった時には、16歳と6ヶ月という若さで史上最年少記録となり、数々の記録を塗り替えてきた。
【ウィンブルドン 女子ダブルス対戦表】
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