テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク57位の
奈良くるみ(日本)は大会初の3回戦進出とはならなかった。昨年覇者で第2シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に2-6, 0-6の完敗。この結果、日本勢男女のシングルスは全滅となった。
奈良は格上のクヴィトバに挑戦するも力の差を痛感させられた。
この試合、10本のサービスエースをクヴィトバに決められ、奈良は1度もブレークチャンスを握ることが出来なかった。さらにウィナーの数は奈良の3本に対してクヴィトバは23本と大差をつけられ、わずか58分で2回戦敗退。
1回戦は相手の棄権により思わぬ形で2回戦進出を果たしていた。シングルスは敗れるも、奈良には
L・デイビス(アメリカ)とのダブルスが残っている。また、
クルム伊達公子(日本)/
F・スキアボーネ(イタリア)組は初戦を突破し、2回戦で第1シードの
M・ヒンギス(スイス)/
S・ミルザ(インド)組と対戦する。
しかし奈良の敗戦により、日本勢男女のシングルスは全滅となった。
男子では第5シードの
錦織圭(日本)は2回戦棄権、
添田豪(日本)、
守屋宏紀(日本)、
杉田祐一(日本)は初戦敗退。女子では奈良が2回戦敗退、
土居美咲(日本)は1回戦で敗れた。
一方、世界ランク2位のクヴィトバは、昨年のウィンブルドンで
E・ブシャール(カナダ)らを下して大会2度目のタイトルを獲得。今大会で2連覇と3度目の優勝を狙う。
3回戦では第28シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)と
E・ロディナ(ロシア)の勝者と対戦する。
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