男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は19日、シングルス準々決勝が行われ、大会初優勝を狙う第2シードの
錦織圭(日本)が世界ランク51位の
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)を6-4, 5-7, 6-3のフルセットで下し、2年連続のベスト4進出を決めた。この試合で錦織は強烈なサービスを武器とするハードヒッターのヤノヴィッツに対し、得意のリターンで対抗して勝利を手にした。
【最高の質感 限定ウィンブルドン タオル】両者は今回が初めての対戦となった。
準々決勝、第1セットは錦織にブレークチャンスが4度きていたが、強烈なサービスに加え、フォアハンドの強打を武器とするハードヒッター・ヤノヴィッツのサービスゲームをなかなか崩せなかった。
しかし、第10ゲームで錦織がラリー戦でヤノヴィッツのバックハンド側にボールを集めてミスを誘い、この試合5度目のブレークチャンスをものにして第1セットを先取する。
続く第2セット、先にヤノヴィッツにブレークを許した錦織。途中流れがヤノヴィッツにきていたが、立て直して第10ゲームでブレークバックに成功する。だが、気迫溢れるヤノヴィッツの勢いを止められず、このセットを落とす。
勝敗のかかる第3セット、ブレーク合戦が続く中、勢いが衰えたヤノヴィッツの隙をつき、錦織が2時間半超えのフルセット戦を制した。
準決勝で錦織は、第4シードの
G・モンフィス(フランス)と
A・セッピ(イタリア)の勝者と対戦する。
錦織は今大会1回戦で期待の若手、
D・ティエム(オーストリア)に苦戦するもストレートで勝利、2回戦では番狂わせを起こすことで知られている
D・ブラウン(ドイツ)を撃破し、ヤノヴィッツとの準々決勝進出へ勝ち進んだ。
昨年は準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れ、決勝進出を逃している。
一方、敗れた世界ランク51位のヤノヴィッツは、203cmの長身から繰り出される強烈なサービスが武器。
2012年のパリ・マスターズでは予選から本戦の決勝まで勝ち進み、一躍注目された。2013年のウィンブルドンでは、
A・マレー(英国)に逆転で敗れるも四大大会初のベスト4進出を果たし、その年の8月には自己最高位となる14位を記録。
今大会は1回戦で第6シード
P・クエバス(ウルグアイ)、2回戦では昨年準優勝者
A・ファリャ(コロンビア)を下しての勝ち上がりとなったが、世界ランク5位の錦織に敗れベスト8で敗退した。
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