男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)は13日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が決勝に進出した。初戦から苦戦を強いられたナダルであったが、第4シードの
G・モンフィス(フランス)に6-3, 6-4と今大会初のストレート勝ち。今季2度目のタイトル獲得まで、あと1勝とした。
この試合、ナダルは終始主導権を握り、モンフィスを左右に振り回してポイントを獲得。試合を通して、モンフィスに1度もブレークを許さず、自身は2度のブレークに成功して1時間19分で決勝進出を決めた。
ナダルは「今大会でのベストマッチだった。自分のパフォーマンスに満足している。」と、芝での手応えを感じていた。
決勝では、第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)を準決勝で破った第8シードの
V・トロイキ(セルビア)と優勝を争う。
ナダルは今大会、初戦となった2回戦で元世界ランク8位
M・バグダティス(キプロス)、準々決勝で第5シードの
B・トミック(オーストラリア)をいずれもフルセットの末に下してベスト4入り。そして、準決勝ではモンフィスに今大会初のストレート勝ちをおさめて決勝に進んだ。
今季、ナダルはクレーシーズンで思うような結果を残せず、10度目の優勝を狙った全仏オープンでも準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗だった。
しかし、今大会を通して徐々に調子を上げ、芝での手応えを感じているナダル。29日からのウィンブルドンへ向けて、まずはその前哨戦の1つであるメルセデス・カップで優勝し、自信をつけたいところ。
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