男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)は12日、シングルス準々決勝が行われ、第1シード
R・ナダル(スペイン)がベスト4進出を決めた。第5シード
B・トミック(オーストラリア)に6-4, 6-7 (6-8), 6-3のフルセット勝ち。2回戦に続きフルセットの戦いを強いられたナダルだったが、タイトル獲得に向けて調子を徐々に上げているようだ。
11日の初戦となった2回戦、ナダルは元世界ランク8位
M・バグダティス(キプロス)をフルセットで下した。そして、トミックとの準々決勝でも3セットマッチの末に勝利を手にして4強入りを果たした。
準々決勝、5本のダブルフォルトを犯すもファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得したナダル。サービスエースの数は14本を記録。試合時間は2時間20分だった。
トミック戦後、ナダルは「昨日(バグダティス戦)よりも良い。」と、芝での手応えを感じている様子。
両者は今回が3度目の対戦となり、ナダルはトミックとの対戦成績を3勝0敗とした。
準決勝でナダルは、第4シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
今季ナダルは不振と囁かれており、6連覇と10度目のタイトル獲得を狙った全仏オープンでは準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗。大会後の世界ランキングでは2005年以来 約10年ぶりとなる2桁台の10位へ転落した。
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