男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)は11日、シングルス2回戦が行われ、右肩の怪我から約1年ぶりにツアー復帰した元世界ランク2位で37歳の
T・ハース(ドイツ)は、第5シードで22歳の
B・トミック(オーストラリア)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れ、復帰戦でベスト8進出とはならなかった。
37歳のハースと22歳のトミックの歳の差は15歳。今回が3度目の対戦となり、ハースとトミックの対戦成績は1勝2敗とハースが負け越した。
この試合、第1セットは両者サービスゲームキープのまま、タイブレークの末にハースが落とす。
第2セットでハースは、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が55パーセントと、第1セットの83パーセントに比べて大きく下げ、トミックに7度のブレークチャンスを与えてしまう。5度しのいだハースだったが、2度ブレークを許して1時間16分で2回戦敗退となった。
現在37歳のハースは、昨年行われた全仏オープン1回戦で途中棄権して以来、大会には出ておらず、昨年の全仏オープン後には4度目の手術を受けた。術後は治療とリハビリに専念し、今大会で約1年ぶりにツアー復帰を果たした。
ハースはこれまで2002・2003・2007年に3度右肩を手術しており、そのたびにランキングを落としては復帰し、世界ランクを上げてきた。
今大会の1回戦は、
M・ククシュキン(カザフスタン)をストレートで下してツアー復帰戦を白星で飾った。しかし、2回戦ではトミックにストレートで敗れて8強入りを逃した。
また、過去同大会では1999年に準優勝を飾っていた。
ハースに勝利したトミックは、準々決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
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