女子テニスツアーのトップシェルフオープン女子(オランダ/スヘルトヘンボシュ、芝)は8日、シングルス1回戦が行われ、
奈良くるみ(日本)が元世界ランク13位の
K・フリッペンス(ベルギー)を1-6, 7-6 (7-4), 6-4の逆転で下し、2回戦進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、第1セットで奈良くるみはファーストサービスが入った時のポイント獲得率が29パーセントと低く、フリッペンスに4度ブレークを許してこのセットを落とす。
続く第2セットでは、1ブレークを許した奈良くるみだが、ファーストサービスのポイント獲得率を69パーセントに上げ、4度のダブルフォルトを犯したフリッペンスの隙をついてブレークに成功。タイブレークの7-4で第2セットを奪い返す。第3セットは、2度のブレークに成功した奈良くるみが、2セット連取して2時間32分で逆転勝利した。
2回戦で奈良くるみは、第7シードの
K・ムラデノヴィック(フランス)と
T・バボス(ハンガリー)の勝者と対戦する。
過去同大会で奈良くるみは、1回戦で
E・スイトリナ(ウクライナ)にストレートで敗れて2回戦進出を逃しており、昨年のグラスシーズでは、芝で1勝もあげられずにウィンブルドンを迎えていた。
先日行われた全仏オープンでは、1回戦で
O・ドダン(フランス)を逆転で下して2年連続の2回戦進出。しかし、2回戦では準優勝した
L・サファロバ(チェコ共和国)に敗れて3回戦進出とはならなかった。
一方、敗れたフリッペンスは、2013年の同大会決勝で
S・ハレプ(ルーマニア)に敗れるも準優勝を飾っており、その年のウィンブルドンでは
P・クヴィトバ(チェコ共和国)らを撃破してグランドスラム初の4強入りを果たしていた。
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