テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は31日に行われた6年ぶりの全仏制覇を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第13シードの地元
G・モンフィス(フランス)の注目の4回戦は、セットカウント1-1の時点で日没により大会9日目の6月1日に順延となった。
この試合、第1セットはフェデラーが序盤でモンフィスのサービスゲームをブレークに成功。さらにファーストサービスが入った時に94パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ブレークチャンスすら与えないサービスゲームを展開して、このセットを先取した。
しかし第2セット、モンフィスは第1セットでは50パーセントだったファーストサービスの確率を83パーセントにまで上げ、フェデラーのサービスゲームを2度ブレークに成功して第2セットを奪い返した。
この日、現地パリは雨が降ったり止んだりと不安定な天候だったことが影響し、試合の進行が遅れてしまった。そのため、フェデラーとモンフィスの試合はセットカウント1-1の時点で6月1日に順延となった。
両者は今回が13度目の対戦。全仏オープンだけで過去に3度対戦しているが、3戦ともフェデラーが勝利をおさめている。
対戦成績も8勝4敗とフェデラーが勝ち越しているが、昨年のデビスカップ決勝、4月のモンテカルロ・マスターズと、直近のクレーでの対戦ではモンフィスに2連敗中。
この試合の勝者が、第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)の待つ準々決勝で対戦する。
過去の全仏オープンでフェデラーは、2009年の決勝で
R・ソダーリン(スウェーデン)を下して大会初優勝。2006・2007・2008・2011年には4度決勝進出を果たしていたが、いずれもクレーキングの
R・ナダル(スペイン)に敗れた。
また、フェデラーが順当に勝ち上がり、第5シードの
錦織圭(日本)が準決勝進出を決めた場合、フェデラーと錦織は準決勝で顔を合わせることとなる。
>>全仏オープン男子ドロー表
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