テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、男子シングルス3回戦が行われ、2009年覇者で今回6年ぶりの優勝を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)が11年連続のベスト16進出決めた。この日フェデラーは、世界ランク88位で23歳の
D・ズムル(ボスニア)を6-4, 6-3, 6-2で圧倒し、トップの強さを見せつけた。
この試合、フェデラーはパッシングショット、ネットプレー、ドロップショットなどのあらゆる技を駆使して、23歳のズムルに完勝した。
4回戦でフェデラーは、第13シードの
G・モンフィス(フランス)と第21シードの
P・クエバス(ウルグアイ)の勝者と対戦する。
過去の全仏オープンでフェデラーは、2009年の決勝で
R・ソダーリン(スウェーデン)を下して大会初の優勝を飾っており、2006・2007・2008・2011年に4度決勝進出を果たしていたが、いずれもクレーキングの
R・ナダル(スペイン)に敗れた。
優勝した2009年は、決勝で対戦したソダーリンが4回戦でナダルを撃破していた。
今季はブリスベン、ドバイ、イスタンブールの3大会で優勝しており、インディアンウェルズ、ローマのマスターズ2大会で決勝進出を果たすも、共に
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて準優勝となった。
また、フェデラーが順当に勝ち上がり、第5シードの
錦織圭(日本)が準決勝進出を決めた場合、フェデラーと錦織は準決勝で顔を合わせることとなる。
両者は過去に5度対戦しているが、グランドスラムでは対戦したことがない。
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