テニスのグランドスラム、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は初日である24日、男子シングルス1回戦が行われ、第14シードの
JW・ツォンガ(フランス)が予選勝ち上がりのC・リンデル(スウェーデン)に6-1, 6-2, 6-2で圧勝し、力の差を見せつけ順当に2回戦進出を決めた。
この試合、ツォンガはファーストサービスが入った時に91パーセントと高い確率でポイントを獲得し、安定したサービスゲームを展開。
ラリー戦でツォンガは、リンデルを左右に揺さぶって走らせ、チャンスが来た時に試合を通して25度ネットプレーに出て22度ポイントに繋げるなど、積極的に攻めて試合の主導権を握り、わずか1時間32分で勝利をおさめた。
2回戦でツォンガは、
M・ククシュキン(カザフスタン)を7-6 (7-5), 6-3, 7-6 (7-4)の接戦の末に下した
D・セラ(イスラエル)と対戦する。
現在世界ランク15位のツォンガは、2013年の全仏オープン準々決勝で
R・フェデラー(スイス)を破ってベスト4進出を決めており、この時の成績が全仏オープンでの最高成績となっている。
昨年は4回戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて準々決勝進出とはならなかった。
ツォンガは、昨年末に右腕を痛めていたため、マイアミ・オープン男子から今シーズンはスタートしており、ここまで今季は5大会に出場するも、いずれもベスト8進出を前に敗れている。
先日のBNLイタリア国際男子では、
D・ゴファン(ベルギー)との2回戦でツォンガにマッチポイントが3度きていたがものに出来ず、逆転を許してまさかの敗戦を喫した。
また、同日行われたシングルス1回戦では、第19シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)が
F・マイヤー(ドイツ)を6-3, 6-1, 6-3のストレート、
L・ロソル(チェコ共和国)が予選勝ち上がりの
E・ウマー(スウェーデン)を6-2, 7-6 (9-7), 6-3のストレートで下し、それぞれ2回戦進出を決めている。
■関連ニュース■
・ツォンガ まさかの逆転負け・ツォンガ デ杯以来の大会出場・ツォンガがラケットを出品
■最新ニュース■
・フェデラー事件 大会に怒り・ワウリンカ昨年の無念晴らす・西岡、ダニエルら日本勢登場