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テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は初日である２４日、男子シングルス１回戦が行われ、第８シードのＳ・ワウリンカ（スイス）が世界ランク８１位のＭ・イルハン（トルコ）を6-3, 6-2, 6-3のストレートで下し、２年ぶりの２回戦進出を決めた。

ワウリンカは、２０１３年の全仏オープンでベスト８進出が最高成績。昨年は１回戦でＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）に敗れて初戦敗退を喫していたため、今回は昨年の無念を晴らす勝利となった。

この試合を通して、ワウリンカはファーストサービスが入った時に７８パーセントの確率でポイントを獲得し、イルハンに１度もブレークを許さなかった。完全に主導権を握ったワウリンカは、ネットプレーやウィナーのポイント数をイルハンの約２倍獲得し、ストレートで勝利を手にして２回戦進出となった。

勝利したワウリンカは、世界ランク７５位のD・ラヨビッチ（セルビア）と対戦する。

今年は、全仏オープン前に出場したBNLイタリア国際男子でＲ・ナダル（スペイン）を破りベスト４へ進出。しかし、先週のジュネーヴ・オープンでは準々決勝でＦ・デルボニス（アルゼンチン）に敗れている。

また、昨年の全豪オープンでは、１回戦でＡ・ゴルベフ（カザフスタン）、２回戦でＡ・ファリャ（コロンビア）、３回戦でＶ・ポスピシル（カナダ）、４回戦でＴ・ロブレド（スペイン）、準々決勝でＮ・ジョコビッチ（セルビア）、準決勝でＴ・ベルディヒ（チェコ共和国）、そして決勝でＲ・ナダルを破ってグランドスラム初タイトルを獲得。さらに、この優勝後に発表された世界ランキングで自己最高となる３位を記録した。

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