男子テニスのマスターズ大会、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は15日、シングルス2回戦が行われ、第7シードの
S・ワウリンカ(スイス)が
J・モナコ(アルゼンチン)を6-1, 6-4のストレートで下し、大会2連覇へ向けて好スタートを切った。
上位シード8選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったワウリンカは、出だしからクレーコートを得意とするモナコに攻め入る隙を与えず、わずか1ゲームしか許さずに第1セットを先取した。第2セットこそサービスの調子を崩し2度のブレークを許し苦戦を強いられるも、3度のブレークに成功すると1時間12分で勝利をおさめた。
先月行われたインディアンウェルズとマイアミでのマスターズ1000大会では、いずれも早いラウンドで敗退していたワウリンカ。全仏オープンへ向けて、本来の調子を取り戻したいと願って今大会へ臨んでいる。
「ここまでの2ヶ月はとても難しい状況だった。自分のテニスも、自分への自信も。でも、クレーコート・シーズンではまた大きなやる気が沸いている。子供の頃からこのサーフェースで練習していたし、他の選手よりクレーコートに対応するのは簡単なんだ。」とワウリンカは今の心境を語っていた。
ワウリンカは昨年の男子国別対抗戦のデビスカップでは祖国スイスを代表し決勝進出。フランスとの決勝戦でもクレーコートで活躍しスイスの初優勝に大きく貢献していた。
この日もモナコ相手に、得意の豪快なストロークで圧倒し第1セットを奪った。第2セットではミスも出始め、23本のウィナーを記録したものの34本のイージーミスも犯していた。
「もちろん、試合にはアップダウンは付き物。特に初戦では普通の事。それでも今日の試合は、精神的にも肉体的にも満足の行くものだった。積極的なプレーもできた。接戦となった第2セットでも、しっかり戦えた。」とワウリンカは試合を振り返っていた。
ワウリンカは3回戦で、
F・フォニュイーニ(イタリア)を6-3, 6-4で倒した第9シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
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