テニス用品メーカー ヨネックス株式会社はダブルス主体のプレーヤーに向けて手元の反発性能を向上させ、ボレーの決定力を高めたテニスラケット『S-FiT Radia(S-フィット ラディア)』を2015年6月中旬(SF Radia 25は7月上旬発売)より発売することとなった。
このラケットの特長は、特に手元近くで打球することが多い女性プレーヤーでも鋭く、正確なボレーを可能とするため、フレーム下部に高剛性・軽量性を併せ持つ素材「ナノメトリック」を搭載。反発性と面安定性を高めた。
さらに、グリップ内部に「クウェークシャットゲル」という制震効果のある素材を搭載することで、不快な振動を軽減し、手に優しい打球感を実現。
このラケットを使用している
クルム伊達公子(日本)は「私の要望に合ったパワーテニスに対しても打ち負けない生きたボールが打てるので、展開の速い、相手の時間を奪うテニスができます。デザインを監修させていただき、今までにないカラー、デザインとなっていて、凄くモチベーションが上がります」とコメント。
▼ナノサイエンスの素材「ナノメトリック」
ナノメトリックとは、カーボン繊維1本1本を隙間なくコーティングすることで、一般的なカーボン複合材より衝撃強度を向上させた素材。フレーム下部に搭載することで下方エリアを強化し、打球時の捻じれや振動を防止してパワーを逃さずボールに伝える。また、面が安定することでコントロール性がアップし、安定した弾道を可能にする。
▼クウェークシャットゲル
家電製品などのモーターの振動・衝撃の減衰、また、地震対策にも使われる振動吸収素材をグリップ内部に搭載。振動減衰約50%として、手に伝わる不快な振動を軽減し、心地よく爽快な打球感とした。
▼アイソメトリック形状
「アイソメトリック」とは、縦・横ストリングの長さを均一に近づけることで、ストリングの有効可動域を広げ、一般的な円形ラケットに比べてスウィートエリアが7%広い、独自の四角いフレーム形状。アイソメトリックの100inch2は円形ラケットの107inch2に相当する。
左から、S-FiT Radia、SF Radia 25
■関連ニュース■
・ヨネックス イギリスで受賞・技術の結晶 ヨネックスREGNA・世界初の浸透技術 ストリング発売
■最新ニュース■
・添田 新鋭18歳を逆転で下し優勝・西岡 良仁 49分で決勝逃す・ジョコ、フェレール脱帽プレー