男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は7日、シングルス3回戦が行われ、
R・フェデラー(スイス)を撃破した20歳の
N・キリオス(オーストラリア)は、第16シードの
J・イズナー(アメリカ)に3-6, 7-6 (9-7), 4-6のフルセットの末に敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、キリオスはイズナーに20本のサービスエースを決められ、ファーストサービスが入った時に87パーセントの確率でポイントを取られた。さらに、第1・第3セットで1度ずつブレークを許し、最後はキリオスがダブルフォルトを犯して1時間45分で敗れた。
20歳のキリオスは、今大会の1回戦で予選勝ち上がりの
D・ヒメノ=トラベール(スペイン)を下し、2回戦では第1シードのフェデラーとの激闘を制し、イズナーとの3回戦に駒を進めたが、最後は自身のダブルフォルトで試合に終止符が打たれた。
《フェデラー 激闘の末に敗れる》現在世界ランク35位のキリオスは、昨年のウィンブルドンで
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげてグランドスラム初のベスト8進出を果たし、今年の全豪オープンでもベスト8入りとグランドスラムで良い成績を残している。
先日行われたエストリル・オープン男子では、決勝で
R・ガスケ(フランス)に敗れはしたものの、ATPツアー初の決勝進出を果たして準優勝を飾った。
今回は第1シードのフェデラーを破る金星をあげ、今大会での勝ち進みが注目されていたが、イズナーに敗れて快進撃はここでストップした。
一方、勝利したイズナーは、この試合で31本もの凡ミスを犯すも、53本のウィナーを決め、キリオスにブレークチャンスを与えない安定したサービスゲームを展開して勝利した。
準々決勝でイズナーは、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
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