男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は4日、錦織の対戦相手が決まるシングルス1回戦が行われ、
D・ゴファン(ベルギー)は
E・ガルビス(ラトビア)を3-6, 6-1, 7-5のフルセットで下し、2回戦進出を決めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、今回ゴファンが勝利したことにより、対戦成績を1勝1敗とした。
この試合第1セット、ゴファンは1度のブレークチャンスをものにできず、ガルビスに1度のブレークを許して第1セットを落とすも、続く第2セットでは、ガルビスに3度のブレークチャンスを与えるもすべて凌ぎ、自身は2度のブレークに成功して追いつく。
勝敗が決まるファイナルセット、ゴファンはファーストサービスが入った時に83パーセントの確率でポイントを獲得し、ガルビスに1度のブレークを許すも、それを上回る2度のブレークに成功して2時間12分の接戦の末にゴファンが勝利し、2回戦進出を決めた。
2回戦でゴファンは、シードのため1回戦免除である第4シードの
錦織圭(日本)と対戦する。
錦織とゴファンは、4月に行われたマイアミ・オープン男子4回戦で対戦しており、その時は錦織が勝利している。
《錦織vsゴファン マイアミ・オープン4回戦》錦織は昨年同大会で第10シードとして出場し、3回戦で
M・ラオニチ(カナダ)、準決勝で
D・フェレール(スペイン)を下し、決勝でクレー王者の
R・ナダル(スペイン)との対戦に駒を進めた。
決勝では、第1セットを先取してリードするも、途中でメディカルタイムアウトを要求。腰のマッサージを受けるが、第3セットのゲームカウント0-3としたところでやむを得ず途中棄権となった。しかし、苦手意識のあったクレーで自身のプレースタイルを確立し、マスターズ初の準優勝を飾った。
《錦織vsナダル マドリッド・オープン決勝》先日のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで2連覇を達成した錦織は、勢いをつけたまま、昨年準優勝だった今大会で今年こそはマスターズ初優勝を狙う。
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