男子テニスのマスターズ大会、マイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は31日、シングルス4回戦が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)は第18シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-1, 6-2のストレートで快勝し、2年連続の準々決勝進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
錦織のサービスで始まった第1セット、第4・第6ゲームと連続でブレークに成功した錦織はゴファンを一気に突き放しこのセットを25分で先取する。
第2セットでは、第2ゲームで錦織はゴファンを左右に揺さぶる展開で攻めるも、ゴファンが粘りを見せて先にブレークを許すが、その直後の第3ゲームでゴファンのフォアストロークが大きくアウトし、ブレークバックに成功する。
試合を通してファーストサービスの確率が50パーセントとあまり高くなかった錦織だが、大事な場面でしっかりサービスを入れ、1度はゴファンにブレークを許したものの、3度ブレークチャンスをしのいだ。そして最後はダブルフォルトを犯すも、バックハンドのウィナーを決めて勝利をおさめた。
試合後のインタビューで錦織は「この日も2セットで勝つことができて良かったです。」とコメント。
「相手は弱点があるわけでは無いので、長いラリーになることはなんとなく予想していました。その中で浅くなったボールをしっかり攻めたり、無駄にエラーをしないように心がけていました。」
「初めての対戦だったので、そこまで相手がどういうプレーかわからなかったので試合をやりつつ、彼(ゴファン)のサービスもあまり入っていなかったので、そこをしっかり攻めてブレークがたくさんできたことが勝因だと思います。」と振り返った。
準々決勝で錦織は、第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)と第22シードの
J・イズナー(アメリカ)の勝者と対戦する。
ラオニチとイズナーは共にビッグサーバーで、どちらが準々決勝に勝ちあがっても錦織はビッグサーバーと対戦することとなる。
今大会錦織は、初戦となる2回戦で元世界ランク8位の
M・ユーズニー(ロシア)を1時間8分、3回戦で第32シードの
V・トロイキ(セルビア)を1時間3分、そして4回戦でゴファンを1時間9分と、3試合連続で快勝する好調さを見せており、今回は相性の良いマイアミでマスターズ初優勝を狙う。
《コメントはNHKから抜粋》
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