男子テニスのマスターズ大会、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は19日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を7-5, 4-6, 6-3のフルセットで下し、大会2年ぶり2度目の優勝を果たした。
第1セット、立ち上がりに苦しんだジョコビッチは第1ゲームでブレークを許すが、徐々に調子を上げ第5・7ゲームでブレークに成功する。
しかし第9ゲーム、観客の声にフラストレーションをためるジョコビッチは再び調子を落とし、ブレークを許す。
調子が上がらないながらも第11ゲームをキープしたジョコビッチは第12ゲーム、ベルディヒのミスをつき2度目のセットポイントで第1セットを先取する。
第2セットもジョコビッチは立ち上がりに苦労するがサービスキープに成功する。
第3ゲームあたりで雨が降ってくるが試合は続く。
第5ゲーム、ジョコビッチはダブルフォルトを犯し、0-40とするが5ポイント連取しサービスキープする。
第5ゲームを終え、雨のため中断となる。
約2時間程度の中断の後に行われるとこのセットはベルディヒが取る。
ファイナルセットに入り、ジョコビッチは4ゲーム連取するが、終盤でベルディヒにブレークを許す。しかしジョコビッチが1ブレークを守り、2時間43分で勝利した。
ジョコビッチは今大会1回戦は免除、2回戦で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、3回戦で
A・ハイデル=マウアー(オーストリア)、準々決勝で第8シードの
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝で第3シードの
R・ナダル(スペイン)に1セットも落とすことなく勝利している。
両者は21度目の対戦となり、ジョコビッチはベルディヒに19勝2敗とし、2013年のウィンブルドン準々決勝から6連勝とした。
敗れたベルディヒは同大会初の準優勝、今年からコーチを昨年まで
A・マレー(英国)のアシスタント・コーチを務めていたダニ・バルベルデゥ氏を迎え、調子を上げている。
全豪オープンでは準々決勝でR・ナダルを下しベスト4進出、今年7大会に出場し全ての大会でベスト8以上の成績を残している。
ジョコビッチは同大会2年ぶり優勝を果たし、キャリア52勝目、マスターズ大会では昨年10月に行われたBNPパリバ・マスターズ、BNPパリバ・オープン、マイアミ・オープン、モンテカルロ・ロレックス・マスターズと4大会連続優勝、23勝目をあげた。
■関連ニュース■ ・ジョコビッチ 第1セット先取・ジョコ クレー王者ナダル封じる・ジョコビッチ 「大変光栄なこと」
■最新ニュース■ ・バルセロナ・オープン ドロー・日本 複敗れ昇格ならず・ヒンギス 約8年ぶり単は黒星
■最新動画■ ・錦織 圭vsジョコビッチ【ツアー最終戦】・ジョコビッチvsワウリンカ【ツアー最終戦】