現在行われている女子テニスのマイアミ・オープン女子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)に第1シードで出場している世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)は水曜日に行われた会見で、膝の痛みを抱えながらも大会出場への強い意欲を明かした。
先週までインディアンウェルズで行われたBNPパリバ・オープン女子に14年ぶりに出場したセリーナだったが、20日に行われる予定だった
S・ハレプ(ルーマニア)との準決勝を、膝の痛みのため試合開始前に棄権を申し込み不戦敗で大会を後にしていた。
今大会はシード選手32名全員が1回戦を免除されているため、セリーナの初戦となる2回戦は金曜日のナイトマッチに予定されている。セリーナはそれまでに、コートに立つために十分な状態に回復している事を望むと語っていた。
セリーナがどうしてもこの大会へ出場したい大きな理由が2つあると言う。
1つは、セリーナは大会会場から1時間ちょっとの所にあるパームビーチ郡に住んでいるために、この大会はまさに地元の大会であるから。
もう1つは、セリーナはこの大会史上最多となる7度の優勝を誇る相性の良い大会だからである。2013年、2014年と2連覇を達成したセリーナは、今年は大会3連覇もかかっている。
「今日ここでこんな会見をするとは思っていなかった。普通なら練習コートに立って、“この会場が大好き”とか、“地元の大会でプレーするのも大好き”とか思ってボールを打っていたはずなのに。」とセリーナは、本音をぶつけていた。
水曜日には初めて軽めの練習をしたセリーナは、インディアンウェルズで炎症を抑える注射を打つ治療を受けていた。
「現状を何とかしようとしているの。なるべく痛みが出ないようにして、今後どうなるかを見ようと思っている。」と語るセリーナは、2回戦を迎えて実際にコートに立つまでは、フルに動き回るのは止めるようにすると語っていた。
セリーナはその2回戦では、
M・ニクルスク(ルーマニア)と対戦する。ニクルスクとはインディアンウェルズの初戦となった2回戦でも対戦しており、2大会連続での顔合わせとなる。インディアンウェルズではセリーナがニクルスクを7-5, 7-5で下していた。
「もしコートに立てたとしたら、最初の試合でプレッシャーを掛けすぎないようにしたい。ただ無心で頑張ってどうなるかはその時になってみないと分からないわ。」とセリーナは、不安な気持ちを抱きながらも、大会出場の気持ちに変わりがない事を明かしていた。
■関連ニュース■
・14年ぶり出場セリーナ 棄権・セリーナ「全てを水に流す」・セリーナ 勝因は1杯のコーヒー
■最新ニュース■
・添田 豪 大会初2回戦ならず・ツォンガ デ杯以来の大会出場・マイアミ・オープン ドロー表
■最新動画■
・昨シーズンに躍進したヒラルド特集・ツアー初優勝の34歳が最年長記録達成