男子テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は16日、シングルス3回戦が行われ、第12シードの
F・ロペス(スペイン)が第20シードの
P・クエバス(ウルグアイ)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで下し、第5シード
錦織圭(日本)との4回戦に進んだ。
この試合、ロペスは4度のダブルフォルトを犯すが13度のサービスエースを決め、第2セットに1度のブレークを許し落とすが、試合通じて3度のブレークに成功し1時間46分で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、ロペスはクエバスに2勝0敗とした。
33歳のロペスは現在世界ランキング12位。今年3月に12位を記録し自己最高位を維持している。
優勝回数は4度で、最後に優勝したのは昨年6月に行われたAEGON国際オープンで大会2連覇を果たしている。
《ロペス AEGON国際オープン2連覇》今季は全豪オープンで
M・ラオニチ(カナダ)にフルセットの末に敗れ4回戦。その後、2月に行われたエクアドル・オープン・キトでは決勝に進むも34歳の
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)にフルセットの末に敗れ準優勝とする。翌週に出場を予定していたブラジル・オープンでは決勝の際に右太ももを痛め、欠場している。今大会の前に出場したドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権では格下の
M・イルハン(トルコ)に敗れ2回戦敗退としている。
ロペスはスペインの選手には珍しいサービス&ボレーを得意とする選手で、強力なサービスと鮮やかなバックハンドのスライスが武器。
サービスエースの数では歴代9位の成績を持ち、その数は7,000本を超える。
錦織とロペスはこれまで5度対戦しており、錦織が3勝2敗と勝ち越している。
直近の対戦では錦織が2連勝しており、ハードコートでの対戦も2勝1敗と勝ち越している。
最後に対戦した昨年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン準々決勝では、錦織がストレートで勝利し、トップ10入りを決めた1戦でもある。
《錦織 vs ロペス ムチュア・マドリッド・オープン準々決勝》
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