男子世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)は、アメリカはニューヨークにあるマジソン・スクエアー・ガーデンで火曜日に若きライバルである
G・ディミトロフ(ブルガリア)とエキシビションを行うが、試合へ向けて現地月曜日に記者会見に臨んだ。
現地33歳のフェデラーは、グランドスラム最多優勝回数である17度の記録を持つが、28歳にして14度のグランドスラム優勝を飾っている
R・ナダル(スペイン)が記録を抜くであろうと語っていた。
その大半が全仏オープンでの優勝のナダルについて「もし全仏オープンを今後数回優勝する事があって、自分がもうグランドスラムで優勝を飾れなければ、明らかに彼(ナダル)はすぐに自分の記録に追い付くだろう。」とフェデラーは冷静に分析していた。
もちろん、フェデラーがもう優勝出来ないと言うのはあくまでも仮定の話である。33歳にして好調なプレーを見せているフェデラーは、今季既に3大会に出場し2大会で優勝を飾っている。最後に優勝したドバイ大会では、決勝戦で世界ランク1位で8度のグランドスラム優勝を持つの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下していた。
28歳のナダルが記録を抜くには、彼の健康が一番の問題になるだろう。しかしフェデラーは「彼との差を広げるために現役を続けている訳ではない。それは覚えておいてくれ。」と自身の気持ちを語り始めた。
「彼やジョコビッチの戦いをより難しく出来たらと願っているんだ。でも記録というものは、いつかは破られるものさ。」
フェデラーは昨年のウィンブルドン決勝戦ではジョコビッチをフルセットに持ち込むも、2012年以来となる優勝には至らなかった。次のグランドスラムはナダルが得意とする全仏オープン。最近のナダルは、体調面で不安を抱える事が多く、次の全仏オープンの結果もナダルの体調次第と言える。
火曜日に行われるフェデラーとディミトロフのエキシビションの前には、
M・セレス(アメリカ)と
G・サバティーニ(アルゼンチン)がエキシビションを行う。それは1990年、当時マジソン・スクエアー・ガーデンで行われていた女子ツアー最終戦で、二人が決勝戦でフルセットの接戦を戦ってから25年を祝うもの。
当時、最終戦の決勝戦は5セットマッチで行われており、その試合は6-4, 5-7, 3-6, 6-4, 6-2で、セレスがサバティーニを下していた。
■関連ニュース■
・「ベビー・フェデラー」、更なる飛躍なるか・ディミトロフ 連覇の夢を断つ・フェデラー「自分でも驚いてる」
■最新ニュース■
・錦織下げるも添田が上げる・錦織 圭 マレーと入れ替わる・デ杯単で史上最長時間制す
■最新動画■
・ジョコビッチが世界王者の意地を見せる・全豪で4強入りしたドディグ/メロ組特集