テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額15,561,973ドル)は31日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第2シードの
M・シャラポワ(ロシア)を6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下し、同大会5年ぶり6度目の優勝、さらに同大会での女子最年長優勝記録を更新した。
《セリーナ 5年ぶり6度目V》体調不良と万全の状態ではなかったセリーナだが、世界ランク2位のシャラポワを強烈なサービスとストロークで圧倒したセリーナは、自身のサービスエースで優勝が決まった瞬間、コート内を思いっきり飛び跳ね、優勝した喜びを爆発させた。
試合後のインタビューでセリーナはシャラポワに「マリア(シャラポワ)を祝福します。素晴らしい試合でした。彼女は良いプレーの連続で、最高の決勝となりました。女子テニス自体を盛り上げる良い試合になったと思います。マリアと一緒に決勝で戦えて光栄です。」と話した。
「今回19度目のグランドスラム優勝となりました。昔はただボールとラケットしかなくて、ここまで来れるとは思っていませんでした。もし、何かになりたい時、やりたい時は諦めないでみなさんも頑張って下さい。みなさんが誰かに影響与えるような人間になれる日がくるかもしれません。」と話した。
続けて「わたしは今日ここに立っていることに本当に誇りに感じてます。19度目のグランドスラムのトロフィーを掲げられるのも、みんなが支えてくれたおかげです。本当にありがとうございます。」と優勝した喜びを言葉にした。
最後にセリーナは「私の友人、家族、わたしの力を信じてくれたコーチのパトリック、本当にありがとう。自分が自分を見捨てそうになった時も、パトリックはわたしを信じて励ましてくれました。この2週間、本当に支えてくれて感謝しています。」とチームのみんなに感謝の気持ちを送った。
両者は今回が19度目の対戦となり、セリーナはシャラポワとの対戦成績を17勝2敗とさらに大きくリードし、今回の勝利でセリーナはシャラポワに16連勝となった。
女王セリーナは、過去同大会で2003年に初優勝を飾り、その後は2005・2007・2009・2010年と5度のタイトル獲得を果たし、今回は2010年以来で5年ぶり6度目の優勝を手にした。
今回優勝したことにより33歳のセリーナは、昨年優勝した
N・リー(中国)の当時31歳の記録を抜いて同大会でオープン化以降の最年長女王となり、さらに今回がグランドスラム19勝目となったセリーナは、オープン化以降では
M・ナブラチロワ(アメリカ)や
C・エバート(アメリカ)を越えて歴代2位となるグランドスラム優勝回数をあげた。
一方、セリーナに敗れたシャラポワは、セリーナに最後に勝利したのが2004年の最終戦で、今回はセリーナのチャンピオン・シップ・ポイントをしのいでタイブレークに持ち込む粘りを見せるも、10年ぶりの勝利とはならずセリーナに16連敗となった。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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