テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額15,561,973ドル)は31日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第2シードの
M・シャラポワ(ロシア)を6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下し、同大会5年ぶり6度目の優勝、さらに同大会での女子最年長優勝記録を更新した。
両者は今回が19度目の対戦となり、セリーナはシャラポワとの対戦成績を17勝2敗とさらに大きくリードし、今回の勝利でセリーナは、シャラポワに16連勝となった。
この試合、第1ゲームからシャラポワのダブルフォルトでブレークに成功したセリーナは、ゲームカウントを3-1とリードする。第1セットの第6ゲームでは、雨のために一時試合は中断となるも屋根を閉めて再開。
セリーナは体調不良で時折苦しそうな表情を見せたが、強烈なサービス、ストロークでシャラポワを圧倒。このセットだけで3度ブレークに成功したセリーナが、シャラポワに1度ブレークを許すも第1セットをゲームカウント6-3で先取する。
第2セットでは、両者ポイントを取るたびに叫び、白熱したラリー戦が繰り広げられ、このセットだけで14本のサービスエースを決めたセリーナだが、両者サービスキープが続いてタイブレークへ突入。最後はセリーナがワイドにサービスエースを決め、タイブレークをものにして優勝を決めた。
女王セリーナは、過去同大会で2003年に初優勝を飾り、その後は2005・2007・2009・2010年と5度のタイトル獲得を果たした。昨年は4回戦で
A・イバノビッチ(セルビア)に敗れてベスト8進出を前に姿を消していた。今回は2010年以来、5年ぶり6度目の優勝を手にした。
《優勝候補セリーナが番狂わせに見舞われる》今回優勝したことにより33歳のセリーナは、昨年優勝した
N・リー(中国)の当時31歳の記録を抜いて同大会でオープン化以降の最年長女王となった。
さらに、今回がグランドスラム19勝目となったセリーナは、オープン化以降では
M・ナブラチロワ(アメリカ)や
C・エバート(アメリカ)を越えて歴代2位となるグランドスラム優勝回数となり、セリーナの上には歴代1位で22度の優勝を誇る
S・グラフ(ドイツ)だけとなった。
一方、セリーナに敗れた世界ランク2位のシャラポワは、セリーナに最後に勝利したのが2004年の最終戦で、今回は粘りを見せるも10年ぶりの勝利とはならず、セリーナに16連敗となった。
過去同大会では、2008年に初優勝を飾っており、今回は7年ぶり2度目の優勝を狙うもセリーナに敗れて準優勝に終わった。
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