テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)を7-6 (7-5), 6-4, 6-2のストレートで下し、2年ぶり5度目の準決勝進出を決めた。
この試合、ジョコビッチはファーストサービスが入った時89パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ラオニチにブレークチャンスを与えること無く、3度のブレークに成功し1時間59分で勝利した。
第1セットは両者ブレークチャンスが訪れず、サービスキープが続きタイブレークへ進む。
タイブレークでは2ポイント目でジョコビッチがミニブレークに成功する。4ポイント目で追いつかれるが6ポイント目、ラオニチのセンターへのファーストサービスをリターンするとラオニチがフォアハンドをサイドアウトし2度目のミニブレークに成功し、第1セットを先取する。
第2セットでは第1ゲームでブレーク、第3セットでは第3・第5ゲームでブレークに成功し、ラオニチのビッグサーブを攻略した。
両者は5度目の対戦となり、ジョコビッチはラオニチに5勝0敗と全勝している。
ラオニチは全豪オープン初のベスト8進出を果たし、グランドスラムでは昨年の全仏オープンベスト8、ウィンブルドンベスト4に次ぐ3度目のベスト8進出となった。
ジョコビッチは準決勝で第5シードの
錦織圭(日本)を6-3, 6-4, 7-6 (8-6)で下した昨年覇者で今大会第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
ワウリンカとは昨年の全豪オープン準々決勝で対戦し、フルセットの末に敗れ4連覇を逃している。
《ジョコビッチvsワウリンカ 全米オープン2014年準々決勝》ジョコビッチは今大会1回戦で予選勝ち上がりの
A・ベデネ(スロベニア)、2回戦で
A・クズネツォフ(ロシア)、3回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)、4回戦の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)、準々決勝でラオニチと1セットも落とすことなく勝ち進んでおり、今大会男子で1セットも落とさずに勝ち進んでいるのはジョコビッチと第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)のみとなっている。
ジョコビッチが全豪オープンで準決勝に進んだ年は全て優勝しており、2年ぶり5度目の優勝を狙う。
《ジョコビッチが史上初の3連覇達成》
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