テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は21日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-2, 4-6, 2-6, 6-3, 7-9の大接戦の末に敗れ、オープン化以降初となる4連覇の夢が途絶えた。試合時間は4時間だった。
この試合、ジョコビッチはワウリンカに17本のサービスエースを決められた。さらに自身のサービスゲームでは5度のブレークを許してしまい、準々決勝敗退となった。
今回の対戦でジョコビッチはワウリンカとの対戦成績を15勝3敗とした。
ジョコビッチは2008年の全豪オープンでグランドスラム初優勝を飾り、同大会では2011・2012・2013年に3連覇を達成している。そして、今年はオープン化以降史上初の大会4連覇を狙っていたが、ワウリンカに阻まれる結果となった。
両者は昨年の全豪オープン4回戦で対戦し、その時はジョコビッチが5時間2分の大接戦の末に勝利していた。スコアは1-6, 7-5, 6-4, 6-7 (5-7), 12-10だった。
一方、勝利したワウリンカは、今季開幕戦であるチェンナイ・オープンで大会3年ぶりの優勝を飾るなど、昨年の全米オープン4強入りから好調を維持している。また、チェンナイ・オープンでベスト8へ進出した時点で、キャリア通算300勝を達成していた。
グランドスラム初の決勝進出を狙うワウリンカは、準決勝で第9シードのT・ベルディフと対戦する。
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