テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
錦織圭(日本)は全豪オープン昨年覇者で今大会第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)に3-6, 4-6, 6-7 (6-8)のストレートで敗れ、自身初の全豪オープンベスト4進出を逃した。
第1・2セットいずれもブレークすることができず、1度のブレークを許し後がなくなった錦織は第3セット、第2ゲームをラブゲームでブレークし、試合を通じて初めてブレークに成功するが直後の第3ゲーム、ラブゲームでブレークを許す。
その後両者サービスキープが続き、タイブレークへもつれる。
タイブレークに入り、錦織は1ポイント目でミニブレークを許す。しかし1-6から追いくが、13ポイント目でドロップショットをネットにかける。
最後はワウリンカがセンターにサービスエースを決め、2時間4分で錦織は敗れた。
両者は4度目の対戦となり、前回の対戦となる昨年の全米オープン準々決勝のリベンジを許し、ワウリンカに1勝3敗とした。
《錦織vsワウリンカ 全米オープン準々決勝》錦織は今大会1回戦で元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)をストレートで下し、2回戦で
I・ドディグ(クロアチア)、3回戦では
S・ジョンソン(アメリカ)を逆転で下し、4回戦では第9シードの
D・フェレール(スペイン)をストレートで下し、3年ぶり2度目のベスト8進出を果たすが、日本人男子83年ぶりとなる、1932年に
佐藤次郎(日本)が記録した全豪オープンベスト4進出に並ぶことは出来なかった。
一方ワウリンカは今年に入り、昨年同様に今季の開幕戦、エアセル・チェンナイ・オープンで優勝、2連覇を果たし全豪オープンに臨んでいる。
今大会では1回戦で
M・イルハン(トルコ)、2回戦で予選勝ち上がりの
M・コピル(ルーマニア)(ルーマニア)、3回戦で
J・ニエミネン(フィンランド)、4回戦で
G・ガルシア=ロペス(スペイン)、準々決勝で錦織を下し2年連続ベスト4進出を決めた。
勝利したワウリンカは準決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)の勝者と対戦する。
【錦織圭 vs スタン・ワウリンカ 過去の対戦成績】
<2015年>
・全豪オープン準々決勝 ●錦織圭 3-6, 4-6, 6-7 (6-8) ○S・ワウリンカ
<2014年>
・全米オープン準々決勝 ○錦織圭 3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4 ●S・ワウリンカ
<2012年>
・W&Sマスターズ男子3回戦 ●錦織圭 3-6, 3-6 ○S・ワウリンカ
・アルゼンチン・オープン準々決勝 ●錦織圭 4-6, 2-6 ○S・ワウリンカ
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