テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は25日、男子シングルス4回戦が行われ、
N・キリオス(オーストラリア)が第2シードの
R・フェデラー(スイス)を下した
A・セッピ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-3, 7-6 (7-5), 8-6の逆転で下し、今大会初じめて準々決勝進出を決めた。
昨年のウィンブルドンの4回戦で
R・ナダル(スペイン)を下す金星を飾り準々決勝進出を果たしていた19歳のキリオスは地元の声援を力に、セッピに2セットを奪われマッチポイントさえ握られてからの逆転劇を演じ自身2度目のグランドスラムでの8強入りを決めた。
キリオスは地元オーストラリア出身選手としては、全豪オープンでは2005年の
L・ヒューイット(オーストラリア)以来のベスト8入りで、2001年のフェデラー以来となる10代で2度目のグランドスラムでのベスト8入りとなった。
詰め掛けた観客からの大声援をもらっていたキリオスは試合後、観客へ向かって「みなさん、ありがとう。本当に良い気分です。」と、感謝の気持ちを伝えていた。
「本当に信じられない。試合に勝ったんだって分かった瞬間、最高の気分だった。これまで感じた事がないくらいのね。大きな大きな自信になる勝利。」とキリオスは興奮しながら語っていた。
負けたセッピは3回戦で、これまで今大会11年連続でベスト4以上の成績を残して来たフェデラーを下す金星を飾り、30歳にして自身40回目のグランドスラムで初のベスト8入りまであと一歩だった。第4セットではキリオスからマッチポイントまで握ってからの悔しい敗退となった。
準々決勝でキリオスは第6シードの
A・マレー(英国)と対戦する。マレーは第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-7 (5-7), 6-3, 7-5で退けての勝ち上がり。
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