テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は23日、男子シングルス3回戦が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が
D・セラ(イスラエル)を6-1, 6-0, 7-5のストレートで下し、4回戦進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
セラのサービスゲームから始まった第1セット、第1ゲームから40-0と3度のブレークチャンスがあったナダルだが、それをすべてしのがれてデュースとなる。しかし、5度目のブレークチャンスをものにしてこの試合初めてのブレークに成功。
2回戦時の体調不良で心配されたナダルだが、その心配を跳ね除けるプレーを披露し、第3ゲームでもフォアハンドウィナーを決めてブレークに成功。ゲームカウント3-0と大きくリードする。その後、第7ゲームと3度目のブレークに成功したナダルがこのセットを28分で先取。
第2セットでは、ナダルの角度あるウィナーが炸裂。セラに主導権を与えない圧倒的なプレーで、ゲームカウント6-0と1ゲームも与えずに2セット連取する。
第3セットは、セラも調子を上げていき両者サービスキープとなり、ナダルはこの試合初めてセラにブレークチャンスを与えるもしのいだ。そして第12ゲームでナダルがフォアハンドストロークでウィナーを決め、ストレートで勝利をおさめた。
4回戦でナダルは、第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
世界ランク3位のナダルは、過去同大会では2009年の決勝で
R・フェデラー(スイス)を下して大会初の優勝を飾っており、2012年は
N・ジョコビッチ(セルビア)に、2014年は
S・ワウリンカ(スイス)にいずれも決勝で敗れて準優勝となっている。
《昨年同大会の記事はこちら》ナダルは今大会1回戦で、元世界ランク8位の
M・ユーズニー(ロシア)にストレートで勝利していたが、2回戦の予選勝者
T・スミチェク(アメリカ)との対戦では、試合中に薬を飲むほどの体調不良に見舞われたが、4時間12分の大接戦を制して3回戦進出を決めていた。今回はナダルの体調が心配されたが、その不安を払拭して勝利した。
《辛勝のナダル 「苦し過ぎた」》一方、敗れたセラは今大会、1回戦で
J・シュトルフ(ドイツ)、2回戦で第28シードの
L・ロソル(チェコ共和国)に勝利してナダルとの3回戦に駒を進めたが、同大会初の4回戦進出とはならなかった。
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