男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は9日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
錦織圭(日本)が
B・トミック(オーストラリア)を6-0, 6-4のストレートで下し、同大会3年連続ベスト4進出を決めた。
両者は今回が2度目の対戦となり、錦織はトミックとの対戦成績を2勝0敗とした。両者が最初に対戦したのは2012年7月に行われたロンドンオリンピックで、その時は錦織が2度のタイブレークの末に勝利をおさめた。
トミックのサービスゲームから始まった第1セット、トミックのダブルフォルトで第1ゲームからブレークに成功した錦織はストローク戦でコートの中に入って早い展開で積極的に攻め、左右に揺さぶるストロークで試合の主導権を握った。
第3ゲームでは、錦織が7度目のブレークチャンスをものにし、この試合2度目のブレークに成功。ゲームカウント3-0とリードを広げる。
自身のサービスゲームでもトミックを崩し、ブレークチャンスを与えることなくキープし、第5ゲームで3度目のブレークに成功。
第6ゲームで錦織は40-0としてトリプルセットポイント。1ポイント失うも最後はバックハンドのダウンザラインを決めて第1セットをわずか20分で先取する。
第2セットに入ってからトミックの調子が上がり、第1ゲームでこの試合で初めてサービスゲームをキープ。錦織は第1セットに比べてサービスの調子を落とすも、両者ともにサービスキープが続く。
しかし、錦織が第9ゲームでこのセット初めてのブレークに成功し、サービングフォーザ・マッチを迎えた錦織は、ラブゲームでキープして試合時間58分で準決勝進出を決めた。
大会初の決勝進出をかけて錦織は、準決勝で第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
錦織とラオニチは過去に5度対戦しており、今回は6度目の対戦。対戦成績は4勝1敗と錦織がリードしている。直近の対戦は、昨年10月の楽天ジャパン・オープン決勝で、その時は錦織が勝利して大会2年ぶりの優勝を飾った。
《楽天決勝の記事はこちら》錦織の同大会での最高成績は2013年と2014年のベスト4で、2013年の準決勝は
A・マレー(英国)に、2014年の準決勝は
L・ヒューイット(オーストラリア)といずれもその年の優勝者に敗れて決勝を逃した。
また、錦織は今大会のダブルスに
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と組んで出場しており、1回戦で第2シードの
R・ボパンナ(インド)/
D・ネスター(カナダ)組を破り、準々決勝で
C・グシオネ(オーストラリア)/ L・ヒューイット組を下してベスト4進出を決めた。
《錦織 複で今季初勝利あげる》同日行われるダブルス準決勝で決勝進出を狙う錦織/ ドルゴポロフ組は、主催者推薦枠の
G・ディミトロフ(ブルガリア)/
T・コキナキス(オーストラリア)組と対戦する。
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