男子テニスでエキシビションのムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)は3日、決勝が行われる予定だったが
N・ジョコビッチ(セルビア)の棄権により、
A・マレー(英国)が2009年の第1回大会以来となる、6年ぶり優勝を果たした。
棄権したジョコビッチは「残念ながら熱を出してしまい、決勝でプレーすることが出来なくなってしまいました。昨日の試合の後、観客の皆さんの声援のおかげで自分を鼓舞し、ベストなプレーが出来ました。なので彼らのためにプレーすることが出来ず、とても申し訳なく思っています。」とコメントしている。
ジョコビッチは2011年から3連覇しており、4連覇に期待がかかっていた。
マレーは2日に行われた
R・ナダル(スペイン)との対戦後に左肩を痛めており、3日の夜に検査を受けるとしている。
また、ナダルもマレーとの対戦が虫垂炎の手術、幹細胞治療を受た後の復帰戦となったが2-6, 0-6と完敗し、本調子ではない。
《マレーvsナダルの記事はこちら》19日から全豪オープンが開幕されるが、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と
M・チリッチ(クロアチア)が前哨戦にあたるブリスベン国際を欠場、4日から行われる国別対抗のエキシビション大会であるホップマン・カップに出場を予定していた
N・キリオス(オーストラリア)が欠場と、万全の状態では無い選手が多い。
優勝したマレーはこの大会から、今年新たに契約を結んだアンダーアーマーのウエアを着用しているが、シューズのみ試合中は2014年シーズンと同じ緑色のアディダス、バリケード8を着用している。
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