男子テニスでエキシビションのムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)は1日、準々決勝が行われ、
A・マレー(英国)が
F・ロペス(スペイン)を7-6 (7-1), 5-7, 6-4のフルセット、2時間29分の接戦を制して準決勝に駒を進めた。
両者はツアーでは9度対戦しており、対戦成績は9勝0敗とマレーが全勝している。
準決勝でマレーは、世界ランク3位の
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
世界ランク6位のマレーは、2014シーズンは腰の怪我から復帰して臨んでいたが、なかなか好成績に繋がらず、連覇を目指して挑んだウィンブルドンでは準々決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れ、今季4位でスタートしたランキングも12位へと大きく落としていた。
ウィンブルドン直前には新たに女性コーチ、
A・モレスモ(フランス)をコーチに招き入れ、9月行われたシンセン・オープンで2013年のウィンブルドン以来となる優勝を飾ると、10月にはエルステ・バンク・オープン、バレンシア・オープンと2度タイトルを獲得し、5週間で3度の優勝を飾り、最終戦出場を決めた。
《マレー 優勝の記事はこちら》しかし、最終戦では予選ラウンドロビンで
M・ラオニチ(カナダ)に勝利するも、
錦織圭(日本)に初めて敗れ、
R・フェデラー(スイス)からも勝利をあげることが出来ず、準決勝進出を逃して2014シーズンを終えていた。
《最終戦の記事はこちら》6選手によってトーナメント形式で行われるこのエキシビション大会。初日には準々決勝2試合が行われ、その勝者が準決勝でナダル、
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
このエキシビションが初めて開催された2009年1月の第1回大会ではマレーが優勝。その後、2009年12月の第2回大会、2011年1月の第3回大会とナダルが2連覇を達成した。2011年12月の第4回大会、2012年12月の第5回大会、そして2013年12月の第6回大会とジョコビッチが3連覇を果たしている。
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