女子プロテニス協会であるWTAは、2017年から2026年の10年間にわたり、年間2,000試合に及ぶ全ての試合をプロデュースする計画について、5億2500万ドル(約630億円)以上に相当する報道権の契約を交わした事を明らかになった。
9日の発表によると、その契約は現在も放送を共有している【パフォーム社】との国際放送権を維持しつつ、なおかつその関係を更に発展させるものになる。現在交わされている契約は2013年から2016年にわたるもの。
WTA会長のステイシー・アラスターさんはこの新しい契約を“ゲーム・チェンジャー”と呼び、よりファンが見たいと思う選手に近付けるものになると言う。
現行の【パフォーム社】との契約の元では、WTA大会の全試合の3割程度しか世界各国へ発信されていないとアラスターさんは語る。
「3割程度の試合しか北米では放送されない」とアラスターさんは電話でのインタビューで限られた放送について語っていた。
今はWTAツアーと【パフォーム社】がWTAのメディアを仕切っている。それは全てのシングルスの本戦の試合に加え、ダブルスの準決勝と決勝が含まれ、加えてウェブや雑誌、テレビ番組への広がりも携わっている。
アラスターさんのコメントから、新しい契約はテレビの放映権料として【パフォーム社】からの3300万ドル(約39億円)も含まれ、それは現行の物である年間1700万ドル(約20億円)のおよそ2倍の計算となる。加えて、年間8桁(1000万ドル)に及ぶ商品投資も含まれると言う。
「ここまでの投資は、これまでWTAが行って来たなかでも極めて類いまれなものになる。今がちょうど良い時期であり、それが未来のスター選手への価値や親密さを表すものになるはず。」とアラスターさんは【パフォーム社】について述べていた。
この新しい契約には、WTAツアーの一番下にあたるインターナショナル大会の権利も含まれる。現行の契約にはその上のレベルであるプレミア大会のみが扱われていた。
【パフォーム社】の共同経営者であるサイモン・デンヤー氏の声明では、彼のグループは「WTAの並外れたスポーツ界における興行価値である」と信じて止まないとしている。
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