今年の6月のかしわ国際オープン、10月の浜松三ヶ日国際レディーストーナメントで優勝、先日行われた橋本総業全日本テニス選手権で準優勝を飾る活躍を見せた世界ランク257位の
澤柳璃子(日本)(ミキハウス所属)とコーチを務める佐藤武文コーチが、澤柳璃子がサポートを受けているメガロスの本社にてtennis365.netの独占インタビューに応じた。
【佐藤武文コーチのインタビュー】
-Q.澤柳選手はどんな選手ですか?
一言で言うと、今までの日本女子にはないタイプです。どっちかと言うとちょっと男っぽいプレーなので、僕がやってて教えやすいです。それが特徴的です。
もちろん、女子選手特有の色んなことはあるんですけど、僕もずっと2000年くらいから選手と一緒にやってきた中でも、1番やりがいのあるっていうか、面白いなぁと思ってます。
-Q.コーチから見た時の澤柳選手の課題はなんですか?
色々あるんですけど、今できることっていうのをすぐに表現出来るのも彼女の強みなんですけど、それを試合ですぐに具現化出来るようにするっていうのが課題ですかね。
選手誰しもあるんですが、上手くいかなくて絶対リカバリーしないといけない時に、そのやり方を知らないとどうにもならないんですけど、そこを自分で判断していかないといけない。自分の中で対応の方法を分かっておくということは、実は選手は結構出来ていないので、(澤柳に)やってもらいたいなと思ってます。
-Q.技術面以外で精神面とかで何かアドバイスしていることはありますか?
1番最初に感じたのはそこの部分だったんですけど、6月から一緒に練習してみてこれでなんでこのランキングにいるのか分からなかったです。さっきも言いましたが、そこは試合になった時に自分でしっかり組み立てや筋道を立てるっていうのが出来なくなってしまってると思ったので、そこに今もアプローチをかけ続けています。
でも、結果がついてきて良かったのは、昔は同世代のライバルをすごい意識してましたが、結果がついてきたことによって、それを気にしなくなったことがアスリートとして大きいことなので、自分で乗り越えたと思うので自信にしてほしいですね。
-Q.この1年間で佐藤コーチが思う澤柳選手の変わった部分は何ですか?
勝ったことによっての自信がついてきたっていうのが大きいですね。今までは、アドバイスするにも不安がって聞いている部分があったと思うのですが、今はなんとなくですが理解してくれていると思うので、そこはいいのかなと思います。
まだまだやらなきゃいけないことはたくさんあるので、それをやっていけば今までの日本女子とはちょっと違うの結果が出ると思うので楽しみです。
澤柳は佐藤武文コーチについて、どんなコーチかという問いに「面白いです(笑)コート内では真面目ですけど、コート外は結構おちゃらけた感じですかね。」と答えた。
(取材協力:株式会社メガロス)
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