サーブ&ボレーを武器にウィンブルドンで4度ベスト4入りを果たした実績をもつ元世界4位の
T・ヘンマン(英国)が、出場中の男子シニアツアーのATPチャンピオンズツアー最終戦のロンドン大会でインタビューに答え、
R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)について語った。
2014年を世界ランク2位で終えたフェデラーは、ツアー大会で5度の優勝、ウィンブルドン決勝進出、デビスカップ初優勝をおさめる充実した1年を送ったが、昨年はツアー大会優勝は1度のみ、ウィンブルドンで2回戦敗退などグランドスラムで1度も決勝の舞台に立つことはなく、年度最終ランキングは6位で終わっていた。
現在33歳のフェデラーについてヘンマンは、「2013年には多くの人が彼(フェデラー)の終焉を口にしていた。だが、彼は正しいトレーニングと練習を積むことができ、2014年に再びトップのレベルに返り咲いた。彼は今なおベストプレーヤーの1人だ。」と語った。
▼インタビュー映像
またヘンマンは故障によって思うようなシーズンを送れていないナダルについて、「全仏オープン、グランドスラムでトップレベルに戻ってくるだろう。」とコメントした。
ヘンマンはサーブ&ボレーで球足の速いグラス(芝)コートのウィンブルドンで好成績を残すのみならず、全米オープン4強、そして球足の遅い全仏オープンでも2004年に4強入りを果たしたイギリスの名選手。
現在、「マレーマウント」と呼ばれているウィンブルドン大会会場にある大型ビジョン前の丘だが、以前は「ヘンマンヒル」と呼ばれており、その華麗なプレーを見ようとする多くのファンにより丘が埋め尽くされた。
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