今季ATPツアーで4勝をあげ、最終戦にアジア勢男子として初出場を果たした世界ランク5位の
錦織圭(日本)が自身の公式ブログに、今シーズンが終了したことと先日行われた最終戦について綴った。
錦織は自身の公式ブログに「今年のシーズンが終わりました!今年は意外ともうちょっとやれそうな余力が残ってるような気がします。たくさんのことがあった2014年。1回の投稿では語れないぐらいたくさんのハイライトが残りました。」
続けて「まずはロンドンファイナルを終えた率直な感想は、まだまだ強くなれる!」と綴った。
そしてツアーファイナルについて「初めてのツアーファイナル。参加できるのはトップ8人。大会に入る前にたくさんのことを思い、意識して臨みました。僕はここに戦いにきたんだと。」
予選第1試合の
A・マレー(英国)との対戦については「彼には3敗していて、まだ1度も勝ったことがなかったので少しどこかで苦手意識みたいなのがありました。彼の1番の強みは堅実なテニス。ストロークがとても安定していて守備力が広い。予想がうまいので頭の良いテニスをしてきます。以前の対決まででは彼のテニスを崩せずにいました。」
「でも今年の自分は以前よりも攻撃的になり、ストライクゾーンも増えているので彼との対戦も全く新しいものになるんじゃないかと期待していたところがありました。少し戦術を変えたのと今年得た自信で思い通りに試合を進めることができました。」と振り返った。
錦織はマレーと過去に3度対戦していたが、いずれも敗れており、最終戦で初めてマレーから勝利をあげた。
《錦織 マレーに初勝利の記事はこちら》マレーは錦織に敗れた後の会見で「かなり自信を高めてプレーをしていた。そのことから、更にチャンスを掴めるようになっていたし、以前よりかなり攻撃的にプレーをして来た。」と錦織への印象を語っていた。
【錦織vsマレー 対戦成績】
<2014年>
・ATPワールドツアー・ファイナルズ予選ラウンドロビン 勝利 6-4, 6-4
<2013年>
・スイス・インドア準決勝 敗退 4-6, 0-2, 途中棄権
<2012年>
・全豪オープン準々決勝 敗退 3-6, 3-6, 1-6
<2011年>
・上海マスターズ準決勝 敗退 3-6, 0-6
今季世界ランキングで自己最高位となる5位をマークして2014シーズンを終えた錦織は、来季1月4日から11日にかけて行われる全豪オープンの前哨戦でATPツアーの開幕戦となるブリスベン国際男子に出場を予定している。
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