ヨネックス株式会社は、将来にわたり世界で活躍する選手の育成を図るヨネックスのジュニア支援プロジェクト『YONEX VAMOS・J』のJAPANキャンプを11月14~16日まで兵庫県にて開催した。本キャンプには、ATPランキングトップ100の最年少選手として「スター・オブ・トゥモロー賞」を受賞し、今後が期待される若手選手となった18歳のB・コリッチも参加した。
2011年よりスタートした育成プログラム「YONEX VAMOS・J」は、将来にわたり世界で活躍する選手の育成を図るため中学生以下の世代を対象に、試合とクリニックを融合させたキャンプを全国で実施する、スキル力と実践力の養成を後押しする「ヨネックスのネットワークを動員したテニス育成システム」。
今回参加したコリッチは、2011年のVAMOS・Jキャンプに海外招待選手として参加しており、いうなればVAMOS・Jの卒業生。その後、全米オープンジュニアで優勝し、ランキングも今やトップ100とスターへの階段を駆け上がっている。18歳で既に世界を股にかけるVAMOS・Jの先輩は、ジュニアたちと一緒にラリーをしたり、アドバイスを送り、ジュニアたちは世界を肌で感じ大きな刺激を受けたキャンプとなった。
本キャンプには総勢48名が参加し、夜のセミナーではコリッチ選手への質問タイムが設けられた。プロとジュニアとの違いはという質問には、「どんな時でも冷静であり、そしてどんな場面でも決して諦めないこと。あとはプレーのレベルが違うね」と話した。
また、先日の試合で
R・ナダル(スペイン)選手に勝利したことに関して「本当に嬉しい。自分を信じてプレーした。それは試合をやる上でとても大切なことだよ」とコメント。
最後にキャンプに参加したジュニアに向けて「一緒にテニスをしてみんな上手で驚いた。1人1人才能があるので、このまま一生懸命努力すれば目標を達成できるよ」とメッセージ送った。
台湾からも各世代のトップ選手がキャンプに参加し、「日本のジュニアのレベルが高く驚いた。また機会があったらぜひ参加したい」と話した。
今回のトーナメントで優秀な成績を収めた4名は、来年3月に行われるスペイン遠征に今年度の代表として臨む。
【YONEX VAMOS・Jの意味】
VAMOS:スペイン語で「前へ、先へ」 J:Juniorの頭文字
【活動目的】
○テニス競技の普及・発展
○日本人選手の育成・強化
○トップ選手育成システムの確立
【キャンプ概略】
種目/参加人数:中学1・2年生のクラス、小学生のクラスの男女シングルス/各ブロック最大32名
地域ブロック:北海道、東北、北信越、関東、東海、近畿、中国/四国、九州 計8ブロック
活動内容:2泊3日の合宿(オンコートクリニック、セミナー、試合など)
地域ブロック選手選考方法:2011年度以降のJTA 公認全国大会地域予選シングルス出場経験者の中から、プロジェクトスタッフが戦績および将来性を考慮し選考。
【コーチングスタッフ】
スーパーバイザー:小浦猛志氏(日本テニス協会常務理事)、畠中君代氏(ビッグKテニス代表取締役/校長)
ヘッドコーチ:竹内映二氏(前デビスカップ日本代表監督)
プロデューサー:中山芳徳氏(ワールドジュニア(14歳以下)日本女子代表監督)
コーチングプロスタッフ:坂本真一プロ、兼城悦子プロ、
本村剛一(日本)プロ、
岩渕聡(日本)プロ、
吉田友佳(日本)プロ等
トレーナー:田島孝彦氏、金子和宏氏
ディレクター:二本松一(ヨネックス株式会社)
アシスタントディレクター:首藤康一、
宮坂元人(日本)(ヨネックス株式会社)
■関連記事■ ・世界で活躍する日本人選手の育成・技術の結晶 ヨネックスREGNA・ヨネックス VCORE Si販売開始・ヨネックスのラケットが最優秀の高評価・世界初の浸透技術 ストリング発売
■関連動画■ ・トップ5入りを果たした錦織が今季飛躍を遂げた理由に迫る!・2週連続優勝を狙う錦織が凱旋試合で宿敵ラオニチと激突!