男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は12日、グループAの予選ラウンドロビン2試合目が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-3, 6-0のストレートで下し、準決勝進出に向けて2勝目を上げた。
ジョコビッチは予選ラウンドロビン1試合目の
M・チリッチ(クロアチア)戦に続きワウリンカを圧倒した。
第1セット第1ゲーム、ジョコビッチは先にブレークを許しワウリンカに2ゲーム連取されるが、第3ゲームでサービスキープに成功し、第4ゲームでブレークに成功すると一気に第3ゲームから5ゲーム連取し第1セットを41分で先取する。
第2セットも勢いは変わらず、ジョコビッチが6ゲーム連取し、第2セットをわずか25分で取りジョコビッチが勝利した。
第2セット、ワウリンカはサービスゲームで獲得できたのはわずかファーストサービスが入った時の3ポイントのみ、リターンゲームでは4ポイントしか取ることができず、ジョコビッチは24ポイントで第2セットを終えた。
両者は19度目の対戦となり、ジョコビッチはワウリンカに16勝3敗とし、最後に対戦した全豪オープン準々決勝で敗れて以来の対戦となった。
グループAの予選ラウンドロビンはジョコビッチが2勝、ワウリンカと
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が1勝1敗、チリッチが2敗としている。
《ベルディヒvsチリッチ 予選ラウンドロビン2試合目》《ジョコビッチvsチリッチ 予選ラウンドロビン1試合目》《ワウリンカvsベルディヒ 予選ラウンドロビン1試合目》今大会グループAにはN・ジョコビッチ、S・ワウリンカ、T・ベルディヒ、M・チリッチがおり、グループBには
R・フェデラー(スイス)、
錦織圭(日本)、
A・マレー(英国)、
M・ラオニチ(カナダ)が出場している。
予選ラウンドロビンを1勝する度に200ポイントが付与され、各グループの上位2名が準決勝に進出することができ、決勝に進出するとさらに400ポイント、優勝するとさらに500ポイントが付与され、全勝優勝の場合1500ポイント付与される。
また今大会の賞金は出場者に15万5千ドル(約1736万円)、予選ラウンドロビン1勝につき15万5千ドル(約1736万円)、全勝優勝した場合207万5千ドル(約2億3千万円)が与えられる。
ジョコビッチは今季をランキング1位で終える年間王者まで後1勝とし、次の対戦で勝利すると確定する。
■関連記事■
・錦織 フェデラーに敗れる・マレー「気持ちを楽にする」・ジョーダンがフェデラー応援・錦織 「ロジャーはやっぱり強い」・ナダル 幹細胞治療を受ける
■関連動画■ ・錦織が凱旋試合で宿敵ラオニチと激突・マレーが復活優勝