男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、賞金総額約191万ユーロ/優勝賞金約35万ユーロ)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が主催者推薦で出場した17歳の
B・コリッチ(クロアチア)に2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れる波乱に見舞われ、ベスト4進出とはならなかった。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、ナダルはファーストサービスが入った時に68パーセントの確率でポイントを獲得し、第1セットで1度ブレークに成功するも、それを上回る3度のブレークを許した。
第2セットは、両者サービスキープのままタイブレークに突入。しかし、タイブレークを4-7で落としたナダルが1時間41分で準決勝進出を前に姿を消した。
ナダルは、10月初旬から虫垂炎を患っていることを明かし、先日の上海マスターズは初戦となる2回戦で同胞の
F・ロペス(スペイン)に敗れた。現在は抗生物質を投薬して試合に臨んでいたが、敗れることとなった。
《ナダル虫垂炎の記事はこちら》過去同大会では、2003年と2004年の2度出場しているが、いずれも初戦敗退となっている。今回はコリッチに敗れて大会初のベスト4進出を逃した。
一方、勝利したコリッチは、現在17歳で世界ランキングは124位。7月に行われたクロアチア・オープン準々決勝では、
F・フォニュイーニ(イタリア)に敗れてベスト4進出とはならなかったが、ATPツアー初のベスト8進出を果たし、9月のチャレンジャーでは、優勝を飾った。
また、今大会は1回戦で第6シードの
E・ガルビス(ラトビア)、2回戦では
A・ゴルベフ(カザフスタン)に勝利しての勝ち上がりとなり、今回ナダルを破ってベスト4進出を決めた。
コリッチは準決勝で、第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する。
■関連記事■ ・17歳コリッチ ナダルと対戦へ・フェレール 最終戦かけV狙う・フェデラー 2年連続逆転勝利・大会開催で400億円の経済効果・マレー 大会5年ぶり優勝に前進
■関連動画■ ・ジョコビッチvsガルシア=ロペス【モンテカルロ・マスターズ】・ナダルvsフェレール【モンテカルロ・マスターズ】