男子テニスツアーのイフ・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、ハード、賞金総額約59万ユーロ/優勝賞金約9万4千ユーロ)は19日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が大会2連覇を狙う第2シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を5-7, 6-4, 6-4の逆転で下し、同大会2年ぶり2度目の優勝を果たした。
この試合、ベルディヒは13度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時75パーセントの確率でポイントを獲得し、ディミトロフから3度のブレークに成功し2時間20分で勝利した。
ベルディヒは今季2勝目を上げ、2月に行われたABNアムロ 世界テニス・トーナメント以来の優勝となり、キャリア10勝目を上げた。
《ベルディヒ ABNアムロ 世界テニス・トーナメント優勝》ベルディヒは優勝した事により、20日に発表された世界ランキングで
錦織圭(日本)を抜き6位に浮上した。
また、11月9日から行われるATPワールドツアー・ファイナル出場を狙うベルディヒは、出場戦ランキング7位と変動はないが、5位の錦織と差を160ポイントに縮めた。
惜しくも敗れたディミトロフは、昨年同大会の優勝者でキャリア初優勝を飾った場所でもあった。
《ディミトロフ ツアー初優勝》今大会、
J・ソック(アメリカ)との準々決勝ではスーパーショットを2度連続で決め、逆転勝利を収め勝ち進んでいた。
《ディミトロフ 2連続スーパーショット》
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