男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、ハード)は27日、シングルス準決勝が行われ、今年の全米オープンでアジア勢男子初のグランドスラム準優勝を飾った第1シードの
錦織圭(日本)が
J・ニエミネン(フィンランド)を6-3, 4-6, 6-2のフルセットで下し、大会初の決勝進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となり、錦織はニエミネンとの対戦成績を1勝0敗とした。
勝利した錦織は今季3勝目をかけて、決勝で第4シードの
J・ベネトー(フランス)と対戦する。
錦織は、同大会2011年と2012年にベスト4入りしたのが同大会での最高成績となっており、2011年は
J・ティプサレビッチ(セルビア)に、2012年は
J・モナコ(アルゼンチン)に敗れて決勝進出を逃した。
今大会で錦織は、上位シードのため1回戦免除となり、2回戦からの登場。2回戦で
R・ラム(アメリカ)を、準々決勝では
M・マトセビッチ(オーストラリア)を下しての勝ち上がりとなり、大会初の決勝進出と今季3勝目に王手をかけた。
世界ランク8位の錦織は、先日行われた全米オープン4回戦で
M・ラオニチ(カナダ)、準々決勝で
S・ワウリンカ(スイス)、準決勝では王者
N・ジョコビッチ(セルビア)を下す活躍を見せた。決勝では
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも、アジア勢男子初のグランドスラム準優勝を果たした。
《全米オープンの記事はこちら》一方、敗れたニエミネンは、今大会1回戦で予選勝ち上がりのP・オズワード(オーストリア)、2回戦で第3シードの
L・マイェール(アルゼンチン)、準々決勝で第7シードの
P・アンドゥハル(スペイン)を下して錦織との準決勝に駒を進めたが、敗れて決勝進出とはならなかった。
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