男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、ハード)は26日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)が
M・マトセビッチ(オーストラリア)を6-3, 6-0のストレートで下し準決勝進出を決めた。
この試合、錦織は8度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時84パーセントと高い確率でポイントを獲得し、マトセビッチから5度のブレークに成功し1時間4分で勝利した。
第1セット、第3ゲームに入り錦織は途中でラケットを代えブレークチャンスを掴むが、10分に渡るマトセビッチのサービスゲームをブレーク出来ずに終えるが、続く第5ゲーム30-40の場面でファーストサービスをリターンエースで返し、先にブレークに成功する。
錦織は安定したサービスゲームを展開し、マトセビッチにチャンスを与えず、第9ゲームでマトセビッチ2度連続のダブルフォルトも手伝い2度目のブレークに成功し、第1セットを40分で先取する。
第2セットに入り、第2ゲームでバックハンドのパッシングショットをダウンザラインに、バックハンドのリターンエースをクロスに決めブレークに成功すると6ゲーム連取し、第2セットはわずか24分で取り勝利した。
この試合、マトセビッチは体調が悪そうなしぐさを見せ満足なプレーが出来ず、錦織が返したボールを見送る場面があり、第2セット途中ボレーをネットにかけ、ボールを打ち上げ警告を受ける場面があった。
対する錦織は
R・ラム(アメリカ)との2回戦に続きこの日も完璧なテニスを披露した。ファーストセットではサービスゲームをわずか3ポイントしか落とさず、試合を通じてマトセビッチに1度しかブレークチャンスを与えなかった。
スポーツチャンネルGAORA SPORTSで生中継され、試合直後に行われたインタビューで錦織は「試合を通じてサービスが良く、コート上の動き、フィーリングも良く全てが上手くいきました。(準決勝で対戦する)
J・ニエミネン(フィンランド)とは初めての対戦になると思いますが、左利きで要注意選手だと思います。良い準備をして準決勝に臨みます。(ここからは日本語で)今日も応援ありがとうございます。会場から多くの応援、日本からの応援ありがとうございます。準決勝もがんばります。」とコメントした。
両者は5度の対戦となり、錦織はマトセビッチに5勝0敗と錦織が全勝している。
勝利した錦織は準決勝でJ・ニエミネンと対戦する。
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