- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

テニス界の新しい幕開けなるか

M・チリッチ(クロアチア)錦織圭(日本)を下して幕を閉じた今季最後のグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は、約10年ぶりとなるR・フェデラー(スイス)R・ナダル(スペイン)N・ジョコビッチ(セルビア)がいない決勝戦となり、男子テニスの新しい幕開けを感じさせた。

次のグランドスラムは来年1月に行われる全豪オープン。その大会への展望は、今回の全米オープンの結果から男子テニス界の世代交代さえ感じさせた。もしその流れが本当なら、次は誰がタイトル獲得に名乗りを上げるのだろう。

全米オープンで自身初のグランドスラム優勝を飾ったチリッチは「どの選手にも優勝する可能性が広がったと感じている。」と自身の思いを語った。

2005年の全仏オープン以降、今回の全米オープンまでの38回のグランドスラム中36回がトップ4と呼ばれるジョコビッチ、ナダル、フェデラー、A・マレー(英国)が優勝を分け合って来た。2009年の全米オープンではJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がフェデラーを下し、今年の全豪オープンではS・ワウリンカ(スイス)がナダルを下して優勝しているだけだった。

198cmと長身のチリッチは試合後のテレビでのインタビューで「本当に素晴らしいチャンピオンが達がいるんだ。その選手達に割って入って、そんな選手達を倒してグランドスラムの決勝にいったり優勝したりするのは全く容易な事ではないんだ。」と男子テニス界の厳しさを述べていた。

そして「ここ数年は、それを成し遂げるためには信じられないプレーをする必要があった。今回の自分はちょっとラッキーだった所もあった。ラファ(ナダル)が欠場していたし、錦織よりはドローにも恵まれた。ジョコビッチやマレーなどと戦わなくてすんだからね。」

しかしそのチリッチも、決勝までの3試合は過去の対戦ではかなり不利な相手を撃破して来た。準決勝では、33歳にして18度目のグランドスラム優勝が視野に入っていたフェデラーをストレートで退けていた。

前年度チャンピオンで大会連覇を狙うナダルだったが、右手首の故障で今年の全米オープンは欠場を強いられる結果となっていた。そして世界ランク1位のジョコビッチは、錦織の前に準決勝で姿を消していた。

それまではフェデラー、ナダル、ジョコビッチのビッグ3と言われた男子テニス界をビッグ4と言わしめたマレーだったが、昨年受けた腰の手術後はなかなか本来の調子を取り戻せていないのが現状。

今年の全豪オープンでのワウリンカの優勝は、チリッチを含め他の選手達に何かの変化を感じさせるものだった。そして全仏オープンではE・ガルビス(ラトビア)が、ウィンブルドンではG・ディミトロフ(ブルガリア)M・ラオニチ(カナダ)と言う若手がベスト4へ名を連ねていた。

「若手がそこまで来ているんだ。もうそこまでね。これはテニス界には良いニュースだと思う。」と語るのはチリッチのコーチで2001年ウィンブルドン覇者のG・イバニセビッチ(クロアチア)。「まさにテニス界の新しい風。テニス界はこれを必要としていたんだ。」

準決勝でチリッチに敗退した後、フェデラーは彼自身やジョコビッチ、ナダルがいない決勝戦の意味はと問われ「あなたはあなた自身の思いを語れば良い。全豪オープンの時も同じような質問をして来た。そして誰もがね。それでも全仏オープンとウィンブルドンの決勝戦を見ただろう。でもまたここでこうしてまた君達がそんな質問をする機会に恵まれた。だから書きたい事を書けばよい。」と答えていた。

フェデラーが語った事は確かに正しい。全仏オープンはナダルとジョコビッチ、ウィンブルドンはジョコビッチとフェデラーの決勝戦だった。今回のチリッチの優勝で、男子テニス界の変化を語るのはまだ早いかも知れない。

「また新たなグランドスラム・チャンピオンが生まれるかも知れない。でも彼等もまだそこにいるんだ。」と、そのチリッチも来シーズンでのトップ4の存在の大きさを語っていた。

「それでも自分やラオニチ、ディミトロフ、錦織、そして怪我から復帰するであろうデル=ポトロにも更なるチャンスが広がっているとも感じているんだ。」とこれまで以上の可能性の大きさも実感していた。


■関連記事■ 
・チリッチ「強い気持ちになれる」
・錦織「たくさんの事を得られた」
・チリッチ「努力が実を結んだ」
・錦織「素晴らしい2週間」」
・錦織の活躍に修造は涙



■関連動画■ 
・帰ってきた元王者ロディック
・錦織らがマンU所属のスター選手と夢の対面
(2014年9月10日15時17分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

7月21日

22歳 衝撃の全仏OPから1ヵ月で初V (15時57分)

ジョコとシナー、マスターズ1000欠場 (14時39分)

杉山愛 大坂なおみとのやり取り明かす (12時15分)

大坂なおみら 日本代表5名が決定 (11時05分)

逆転有罪に怒りの抗議「壊れた制度」 (10時00分)

苦手クレーで初Vも「完全な拷問」 (8時54分)

二宮真琴 激闘制し8度目複V (8時00分)

7月20日

世界6位が右肘手術でツアー離脱 (16時11分)

5年ぶり片手バック対決の決勝制しV (15時15分)

全仏OPで大躍進の22歳、初の決勝へ (14時03分)

第1シード撃破し3度目V王手 (12時09分)

ダニエル太郎 世界304位に屈し予選敗退 (10時41分)

クレーで覚醒、初の決勝進出 (9時33分)

大坂なおみ 初戦は世界43位に決定 (8時16分)

錦織圭 欠場で復帰は不透明 (7時35分)

7月19日

第1シード 逆転負けで決勝進出逃す (15時53分)

快勝でツアー4度目V王手 (14時42分)

二宮真琴組が内島萌夏組を下し決勝へ (13時39分)

景山裕己/山口司紗組 35歳以上混合複V (13時02分)

弟が金星、セルンドロ兄弟 揃って4強 (11時27分)

アルカラスに次ぐ勝利数で4強 (10時14分)

坂詰姫野 逆転勝ちで4強 (8時58分)

ジャパンOP 前年王者が出場決定 (7時56分)

【動画】 22歳ボワソン、ツアー初V達成!勝利の瞬間! (0時00分)

7月18日

坂本怜 ”侍パフォーマンス”はあり? (21時00分)

全チーム餃子貰える大会!優勝で250個! (20時50分)

世界10位 逆転勝ちで4強 (19時12分)

快勝で今季3度目の4強入り (18時06分)

二宮真琴組 ストレート勝ちで4強 (14時44分)

島袋将ら 日本勢3名が8強入り (13時29分)

初中級〜中級!男子シングルス大会開催 (13時00分)

元世界2位「自分を第一に」休養発表 (11時27分)

弟の敵討ち果たし8強 (9時04分)

フェデラー、ナダル施設を訪問 (7時27分)

【動画】苦手クレーで初V達成!笑顔で握手を交わすブブリク (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!