テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第20シードの
G・モンフィス(フランス)が
A・ゴンザレス(コロンビア)を7-5, 6-3, 6-2のストレートで倒し、3回戦進出を決めた。
第1セットの第2ゲーム、モンフィスは自身の最初のサービスゲームでは、何度もサービスをネットに掛け、結果4本のダブルフォルトを犯しブレークを許してしまう。モンフィスはネットへ近寄り、白帯に手を置き主審に向かってネットの高さが正しいか問う場面があった。
ルールではネットの中心の高さが91.4センチに決まっているが、モンフィスはちょっと高いのではと感じていた。
試合後モンフィスは「主審に聞いたんだ、正しく張っているかってね。彼は“ ネットにキスしてごらん。そうすれば良くなるはずさ ”ってジョークで答えていたよ。」と笑いながらその時の事を思い出していた。
しかしその後のモンフィスは、ネットの高さを気にする事もなく自分のプレーを続けた。「主審を信頼していたのさ。だって試合前やセット間にチェックしているはずだしね。」
この試合、トータルで10本のダブルフォルトを犯したモンフィスだが、勝利に影響する事なくゴンザレスを2時間7分で退け、2010年にベスト8進出を果たして以来となる3回戦進出を決めた。
4回戦進出をかけてモンフィスは、同胞で第12シードの
R・ガスケ(フランス)と対戦する。ガスケはこの日、
P・ロレンジ(イタリア)を7-6 (7-4), 6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
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