男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は16日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)を6-2, 6-3のストレートで下し決勝進出を決めた。
この試合、フェデラーはファーストサービスが入った時88パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ラオニチから3度のブレークに成功し、1時間9分で勝利した。
フェデラーは第1セット、サービスゲームを1ポイントも落とさず試合を進める。リターンゲームでは第2ゲームでは30-40の場面でラオニチのフォアハンドがベースラインを割り、第8ゲームは3度目のデュースの末に最後はラオニチのダブルフォルトでブレークに成功した。いずれも1度のチャンスからブレークに成功し、第1セットはわずか27分でフェデラーが先取した。
第2セット、フェデラーがサービスの第1ゲーム、1ポイント目でラオニチにポイントを奪われサービスゲームの連続ポイントは16ポイントで止まる。このゲームでラオニチにブレークチャンスを与えるもそれをしのぎ、その後は両者サービスキープが続く。
第8ゲームでブレークしたフェデラーは第9ゲームでサービスキープに成功し勝利した。
積極的にネットに出たフェデラーは16度のネットプレーのうち、14度ポイントを獲得し、ラオニチに与えたブレークチャンスはわずか1度のみと世界ランク7位のラオニチを圧倒した。
両者は6度目の対戦となり、フェデラーはラオニチに6勝0敗とした。
勝利したフェデラーは決勝で第6シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。
フェデラーとフェレールは16度目の対戦となり、これまでの対戦では全てフェデラーが勝利している。
フェデラーは先週行われたロジャーズ・カップでも決勝進出しており、
JW・ツォンガ(フランス)に敗れるも準優勝を果たしている。
《フェデラーvsツォンガのロジャーズ・カップ決勝の記事はこちら》
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